あって当たり前のコンプレックス
こんにちは、今日はやる気が起きない理由についてお話をしたいと思います。
先日久しぶりに来たクライアントが、「調子が良くなっていたのに、何かやる気が起きなくなっちゃって・・・全然進歩がなくて、恥ずかしいです」と言いました。
でも、毎日ではありませんが、以前に比べたら仕事も行けるようになって、人と話すのが苦手だったのに、そこで知り合った方とお友達になり、お茶に行ったり進歩がみられます。
やる気が起きない理由というのは、「全然進歩がなくて」という言葉にヒントがあります。
それは出来ている部分を見ずに、自分の思うような「進歩がない」と理想ではない自分を責めている事です。
本来、一番頑張っている自分を知っているはずの自分自身が、その自分を責めて否定しているので、エネルギーがなくなってやる気が起きなくなってしまうのです。
自分の思い込みが、自己否定している状態です。
これを他人に置き換えるとよく分かると思います。ほんの少しでも出来ている部分を見て褒められたら、嬉しくてやる気になると思いますが、「完全ではない、駄目じゃないか」と怒られたら自信も無くなり、やる気を無くしてしまいますよね。
力が出ない、やる気が起きない理由はそこにあります。自覚なしでもずっと無理して頑張っているのに、もう十分というほど自分で駄目だししているのです。
私たちは「当たり前」に出来ている事には注目しませんが、本来努力して出来るようになったことの繰り返しで生きています。
出来ない所に注目すると、出来ている事よりたった5%の出来ない事も、95%出来ていないように思えます。無意識に努力している事が多いはずなので、それでは疲れて何もやる気になれません。
もし、やらなければならない事が分かっているのにやる気になれないという人は、もう一度自分で自分にダメだししていないか、チェックしてみてください。
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