心を辛くする「悪い思考」をやめてみる
今日は自分の感情をちゃんと感じることの大切さについてお話しします。
「最初は寂しかったけど、もう慣れたし何とも感じなくなりました」
「何不自由なく育てられました」
「自分を心配してくれているのに、不満なんか言えない」
「自分がどうしたいのか分からない」
これはクライアントが私によく言う言葉です。
「何不自由なく育てられた」という人の中には、カウンセリングが進むと、虐待に近いような扱いをされていた人や家庭不和、忙しくてほとんど構ってもらえなかった人もいます。親に話しかけても相手にされない、傷つく体験をしていると、次第に傷ついた自分の心はあきらめることを繰り返して、寂しい、悲しい、辛い等に鈍感になってしまいます。
「これは大したことじゃない」
「こんな風に思ってはいけない」
「弱い自分では駄目」
「我慢しなければ」
等と思って気持ちを押し込めていると、傷ついていると認識しなくなります。そして自分が打たれ強くなったような気がしますが、心はちゃんと傷ついていて「平気な気がするだけ」という事もあります。疲れやストレスもたまりすぎると感じなくなるように、傷つきすぎると鈍感になってしまいます。でも、潜在意識の中に傷ついた心はちゃんとしまわれてしまうのです。
正常な感覚の人は傷つかない工夫が出来ますが、鈍感になってしまった人はさらに傷つくことをしてしまう事もあります。このしまわれたネガティブな心は厄介で、よく分からない怒りの感情として、抑えらずいつもイライラしたり、漠然とした不安や憎しみや恨みの気持ちに変わってしまう事もあります。あるいはすべてに投げやり、無力感や否定的な感情を持つこともあります。
この、自分ではよく分からない感情が続くと生きづらさにもつながります。「我慢しなければ」とか「こんなこと思ったらいけない」などの思いを解放して「自分中心の考え方」にしましょう。
自分中心と言っても人の気持ちを無視して自分勝手にしたり、傷つけたりしてもいいというわけではありませんが、自分の気持ちを抑えて人を中心に考え、行動するのではなく、「自分の気持ちを優先してどうするかを決める」ということです。
自己中心の考え方が出来る人は、人のせいにすることなく、人が何をしようと、何を言っても自分を信じる事が出来ます。大事な大事な自分の人生です。自分の感情を大切に自分らしく生きてみませんか?
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