物事の受け取り方(考え方)を変えていくと、違う景色が見えてくる

飯塚和美

飯塚和美

テーマ:考え方を変えてみる

今回は、同じ場所にいても受け取り方を変える事で、考えの違う景色が見えてくるというお話をしたいと思います。

子どもの頃の環境が人生観や価値観に大きく影響する事があります

人は、幼少期からの周りの環境や両親の育てられ方により、人生観や価値観に影響を受けています。そしてそれは、考え方や行動に現れます。言葉の使い方や表現方法にまで影響されている場合もあります。その人生観や価値観が柔軟なものならばよいのですが、否定的で自己肯定感のない考え方に凝り固まっていると、トラブルや悩みが多くなってしまいます。

例えば 「自分は人に愛される資格のない人間だ」
「みんなから充実していると思われる生活を送れなければ、自分は何の価値もない」などという価値観を持っていると、マイナスの考えに捕らわれやすくなります。

でも人の悩みというものは、前回お話ししたように、出来事そのもので悩むというより、受け取り方で悩んでいる方が多いのです。

ぱっと思い浮かんでしまうマイナスな考え方を変えてみましょう。

「仕事でミスばかり繰り返してるしている自分は、何をやってもダメな人間なんだ」というマイナスな考え方を
「絶対にミスしない人間なんていない。今度は気を付けて準備しておけばいいや」というように、受け取り方を適切な考え方に変えていきます。

「恋人が全然できない自分は、一生独身なんだ」というマイナスな考え方を    
「今まで恋人が出来ていないからって、一生独身だなんて決まったわけじゃない。少し積極的にして恋人が出来る可能性を増やせばいい」というような受け取り方に変えていきます。

今までの価値観や人生観で自然と浮かび上がってきたマイナスな考え方を修正するトレーニングを続けていき、身に付くと自然に出る行動さえも変化していきます。

「仕事も私生活も羨ましがられる人生でなければ、自分の存在価値はない」という考え方を、
「仕事も私生活も恵まれていなくても、楽しそうにしている人もたくさんいる。すべてうまくいくことが自分の価値を決めるものではない」というような考え方に変えていきます。

こんな風に考え方を変えていくと、今まで生きづらいと感じていた生活が少しずつ楽になったと感じられると思います。

脳は学習します

脳は経験したことを見事に学ぶと言います。心配ばかりしている脳は心配しやすい脳に、繰り返し集中すれば、集中しやすい脳になることが分かっています。

ですからトレーニングすれば、すぐに浮かんでしまうマイナスの考え方も変える事が出来るのです。
もし、ネガティブな考えに捕らわれてばかりいて、生きづらいと感じているのなら、このことを実践してみてください。
きっと今まで見てきた日常とは、違う景色が見えてくると思います。
考え方で明日はきっと変わります。

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飯塚和美
専門家

飯塚和美(心理カウンセラー)

カウンセリングルーム『大空』

電話相談含め8,000千人のカウンセリング実績。幼い頃からしみついた考え方の癖や枠を取り除き、生きづらさを解消します。リピーターが多く講座を含め日常で壁にぶつかると訪れたくなる、親しみやすさが好評

飯塚和美プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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