中古パソコンの怪しげな販売形態とITセミナーの罠
ファイルを右クリックするとゴミ箱へ直行してしまう
先日のパソコントラブル相談ですが、ファイルを右クリックしたとたんに削除されてゴミ箱に入ってしまうという奇妙なお話をいただきました。
ご本人はきっとウイルスか、不正アクセスを受けているのではないかとおびえているご様子でした。
試しに右クリックしてみると確かにパッとファイルが消えます。今まで遭遇したことがない症状だったので興味津々で、何度もやっているうちに相談者には失礼ですが、おかしくなって笑いそうになってしまいました。
パソコン自体は特に怪しいソフトなども見当たらず、他に異常は見当たりません。症状を詳しくお伺いすると、そのほかの症状としてワードを入力しようとしたら特定の文字が連続して勝手に入力されるということでした。
それで、すぐにわかったのですがこのようなトラブルの原因は、ほとんどの場合キーボードの物理的な不良です。様々な原因によって特定のキーが押しっぱなしにした時と同じような状態になっている可能性が高いのです。これはウイルスとか不正アクセスの類ではありません。
今回の場合、「D」のキー接点が短絡したままになっていたため、マウスでファイルを右クリックするとプロパティーメニューと「D」のショートカットキーが同時に働いてファイルがゴミ箱に直行していたわけです。また、キーが押しっぱなしの状態になっているわけですからワードを開いたとたんに短絡しているキー文字が連続入力されてしまいます。
押しっぱなしになってしまう原因
そのようなトラブルの原因としては、キーボードの特定キー直下の接点不良または配線不良が生じている、また、キーのパンタグラフ内部に入り込んだほこりや異物などの影響が挙げられます。
そのような原因を作り出す要因としては、キーボードに飲み物などを少量でもこぼしたり、食べ物のくずやほこりが入り込むことで起こります。そのほかにもこれまでのサポートで実際にあった事例としては、キーボードのキー下が室内犬の抜毛で覆いつくされていた・・というケースもありました。
改善するにはどうしたらいいか
とりあえず、キーボードの掃除をして改善する場合もありますが、劣化による接点不良や飲み物こぼしの影響によるものは改善しない可能性が高くなります。そうなると、キーボードのアセンブリ交換修理ということになります。詳しくは以下の過去の解説コラムも参考にしてください。
キーボードの一部のキーが入力できなくなった!すぐにできる解決法とは?
https://mbp-japan.com/saga/pc-pro/column/4010069/
外付けのUSBやBluetoothキーボードなどでとりあえず応急措置をする場合、注意点があります。短絡したキーボートをそのままにしていると外付けキーボードと両方が有効になるだけで、状況は改善しません。症状はそのままになります。外付けキーボードを導入しても問題自体は改善されません。
スキルがあればノートパソコンのキーボードユニットの接続ケーブル(フラットケーブル)をメイン基板から外すと、症状は止まります。
外付けのUSBまたはBluetoothキーボードでの応急処置ができて作業が続けられます。しかし、キーボードのフラットケーブルまで到達するにはかなりの分解技術が必要な場合があります。難しいと感じた場合は、破損させてしまう前に無理をせずできるだけ専門家にお願いしましょう。
九州インターワークス
「パソコンの安定化対策」
http://www.kumin.ne.jp/kiw/antei.htm


