機械がすぐ壊れる、言うことを聞かない原因とは?パソコン故障の意外な事実

古賀竜一

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テーマ:機器と端末の管理と保守


何にもしていないのに壊れるって何かの仕業なの?

ずいぶん昔、スピルバーグ製作の「グレムリン」という映画がありました。今ではアマプラでも観れるようです。

1920年代のイギリス空軍が、開発間もない航空機の不可解な故障を小妖精「グレムリン」の仕業と呼んだのが始まりです。第二次世界大戦時には米英の航空兵の間で、機体トラブルを説明する共通の都市伝説(ジョーク)として定着しました。

また、機械に対する過信や整備の不備といった安全への警告と、テクノロジーに対する人間の「慢心」を戒めるための教訓として語り継がれています。日本でも同じような存在としていろんな"妖怪"がいますね。



現代でも、ITや工学の分野で「原因が特定できないシステムのバグや奇妙な挙動」をプログラマーが冗談めかして「グレムリンの仕業」と呼ぶことがあるようです。

これまでのITサポートの経験から、パソコンや周辺機器、モバイル機器類などを良く壊す人、機械類のトラブルを起こしやすい人というのは確かにいるようです。

まさかグレムリンの仕業ではないと思いますが、これまでの長年の経験からそのような人たちが機械を取扱う際のある特徴が一因となっていることが分かってきました。

私の世代では、子供のころかつての昭和等身大ヒーロー「人造人間キカイダー」に出てくるヒール役の「ハカイダー」というのが意外に人気でした。その名前をそのままとって、機械をよく壊すような人をあいつは「ハカイダー」だ・・と揶揄したりしたものです。ハカイダーと言って通じる人は間違いなく同世代です。

パソコンやスマホ、周辺機器などのサポートをしていると、「何もしていないのに壊れた」という話をよく聞きます。もちろん機械ですから、普通に使っていても故障することはあります。ですが、実際には日頃の扱い方や使い方のクセが原因になっているケースも少なくありません。



しかも厄介なのは、本人にその自覚がないことです。本人としては普通に使っているつもりでも、実際には機械へ負担をかける扱いになっていることがあります。

今回は、なぜか機械のトラブルが多い人に見られる特徴や、機械を傷めやすい行動についてご紹介します。

丁寧に扱っている「つもり」になっている


機械のトラブルが多い人を見ると、意外と機器の扱いが少し荒くなっていることがあります。本人は普通のつもりでも、周囲から見るとヒヤッとする扱い方になっている場合があります。

例えば、こんな行動です。

  • ノートパソコンの画面を勢いよく閉じる
  • パソコンを終了せず、バッグにそのまま入れる
  • コネクタの向きや種類をよく見ずに無理に挿そうとする
  • ケーブルを強く引っ張って抜く
  • イライラして電源ボタンを何度も押す
  • 電池やメモリカードを雑に取り外す

こうした行動に共通しているのは、「急ぎすぎ」や「焦り」です。

特に最近の機器は小型化・高密度化が進んでいるため、コネクタや端子類は意外と繊細です。慌てて扱うと、誤接続や破損につながりやすくなります。

実際によくある例としては、

  • UUSBやSDカードを逆向きのまま無理に挿してしまう
  • USBをHDMIやLANポートへ間違えて挿そうとする
  • 規格外のUSBケーブルを使用して機器トラブルを起こす


などがあります。

コネクタ接続は、「向き」「種類」「差込口」を落ち着いて確認するだけでもトラブルをかなり防げます。

急いでいるときほど、ゆっくり確実に操作することが、結果的には機械を長持ちさせるコツです。

管理や使い方のクセが原因になることも


次に多いのが、日頃の管理や扱い方に原因があるケースです。

例えば、

  • 正しい手順を省略する
  • ほこりや汚れを放置している
  • 機械をよく落としたりぶつけたりする
  • 長期間まったく使わず放置している
  • 家族や知人と雑に共有して使っている

といったものです。

特にありがちなのが、「面倒だから手順を飛ばす」という使い方です。

一度問題なく動くと、「これでも大丈夫だろう」と繰り返してしまいがちですが、そうした小さな無理が積み重なることで、機械への負担になることがあります。

例えば昔のDVDドライブでは、ディスクを正しくセットせず無理に閉じたことで、内部にディスクが引っかかって故障するケースが実際によくありました。

また、機械を長期間放置するのも注意が必要です。

最近の機器は、内蔵バッテリーやバックアップ電池、保存データ、ファームウェアなどを持っているものが多く、長く放置すると不調につながることがあります。

さらに、放置中に

・ほこりがたまる
・湿気の影響を受ける
・端子が劣化する
・バッテリーが弱る

といった問題も起きます。

もちろん、使えば使うほど消耗する部品もありますが、「まったく使わない状態」が必ずしも機械に良いとは限りません。

また、人に貸したり複数人で共有している機械は、使う人それぞれのクセや扱い方の影響を受けやすくなります。思わぬ乱暴な扱いを受けていることもあります。

機械は扱い方で寿命が変わる


機械は消耗品ですから、どんなに大切に扱っていてもいつかは故障します。ですが、日頃の扱い方によって、故障しやすさや寿命が大きく変わることは確かです。

「何もしていないのに壊れた」と思っていても、実は普段の小さなクセや扱い方が原因になっていることは珍しくありません。

機械を長く快適に使いたいなら、焦らず、無理をせず、基本に忠実に扱うことが大切です。そうするだけでも、トラブルはかなり減らせます。

あなたの周りにもハカイダーはいませんか?

筆者の実績 :http://www.kumin.ne.jp/kiw/#ss

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古賀竜一(システムエンジニア)

九州インターワークス

ITのユーザーサポートの現場で実際に問題を解決しながら、ITの最新の状況とその問題点を追及している専門家です。多様で複雑になってきたITのことをユーザーにわかりやすく丁寧にお伝えします。

古賀竜一プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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