盗難「ピカソ」の絵などを焼却?

高塚哲治

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 「オランダ」の「ロッテルダム」(Rotterdam)の「クンストハル(Kunsthal)美術館」から昨年10月に、わずか90秒足らずの間に「パブロ・ピカソ」(Pablo Picasso)や「クロード・モネ」(Claude Monet)などの7作品が盗みだされた事件で、逮捕された容疑者の母親が【盗難絵画を燃やした】と供述しているそうです。「ルーマニア」の通信社「メディアファクス」(Mediafax)が16日に伝えています。
 今年1月に逮捕された「ラドゥ・ドガル」(Radu Dogaru)被告の母親は【証拠隠滅】のため、総額1億ユーロ(約130億円)を超える作品を自宅のかまどで燃やしたと話しているといいます。
【作品の入ったスーツケースを自宅のかまどに入れた。薪と室内履き、ゴム靴もかまどに入れ、完全に燃え尽きるのを待った】ということです。
 裁判所に提出された書類によると、母親は【非常に深刻なことが起きたと認識し、息子が逮捕された今年1月以降、とても恐れていた】と述べ、5月には捜査員が母親の自宅のかまどの灰を徹底的に調べたと報じ、絵画が燃やされたのではないかと心配されていました。
 被害に遭った作品は「ピカソ」の「アルルカンの頭部(Tete d'Arlequin)」、「モネ」の「ウォータールー橋、ロンドン(Waterloo Bridge, London)」、「ルシアン・フロイド」(Lucian Freud)の「Woman with Eyes Closed」など。「世紀の盗難」と言われるこの事件の裁判は8月に行われる予定です。








《讀賣新聞13.11.27夕刊》

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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高塚哲治(建築家)

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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