「そもそも、生産性とは何か?」を考える
新型コロナウイルス感染症の影響で、スーパーマーケットの売上は、総じてアップしています。
しかし、同時に、来店客の増加によって、現場の安全への危機感は高まり、取り分けレジ担当者は、大きなストレスを感じる事態に発展してきています。
スーパーマーケットは、朝から多くの来店客が押し寄せ、作業量の増加による肉体的疲労と、新型コロナウイルス感染という直接的リスクを背負い、日々精神的にも疲れ切っている人が少なくないと思います。
そして、心無いお客からの無理な要求なども、更にストレスを増幅させるものと考えます。
会社側が、直ぐにでも対応してもらいたいことは、従業員の『身の安全』ということについて、スピードを持って、最善の対応をしてもらうことです。
①アルコールなど、除菌(殺菌)スプレーの各レジ設置
②ゴム手袋の全員配布と使用指示
③防護カバーなどの設置
④ソーシャル・ディスタンス(社会的距離(感染を防ぐ距離)の確保
⑤POPや店内アナウンスなどで、お客の協力を促す
など、
遣るべきことを、即時、確実に実行することが重要です。
↑透明のシートを、簡易で取り付けた、クライアントのレジ
特に、ここ一ケ月ほどで、感じることは、企業によって、安全への取り組みの差が大きいことです。
大方、大手企業では、取組みが顕著に見られますが、全てではないのですが、企業規模が小さくなると、これらの対応レベルが低いことを感じます。
優先してもらいたいことは、『従業員の安全の確保』です。
現在このような時こそ、会社の姿勢が問われることとなります。
日頃従業員満足や、三方良しなどを謳(うた)いながら、現場の行動が伴っていなければ、経営者の真意(資質)が問われることになります。
『従業員の安全』を最優先に考えてください。
そして、このことと合わせて、品質管理や衛生管理、従業員の身嗜みなど、その意識と管理レベルを高めることは、そのまま『お客からの信頼』を高めることになります。
今が、その絶好のタイミングです。
棚ぼたの一時的な売上アップに浮かれていてはいけません。
従業員は、そして、お客は、あなたの会社の姿勢を見ています。
優劣どちらに見られるかは、経営者の行動に掛かっています。
そして、それはそのまま、『会社のブラント価値』となって、会社の発展とそのスピードを左右することとなるのです。