目先の売上を追わない。正しい行動!
【スーパーコンサルからのヒント】
今回から、Facebook投稿していた、「私のコンサルティングで感じたこと」などの記事を、こちらのホームページから先に、お届けすることにしました。
Facebookと合わせて、活用していただけましたら幸いです。
一昨日は、福井県で業務改善のコンサルティングでした。
東日本大震災の影響で、関西電力の原発が停止。
その影響で、数千人の作業者が地域からいなくなり、地域の経済に大きな痛手を受けていた時期、クライアントの業績は低迷し、資金繰りに苦しむ日々が続いていました。
しかし、昨年、夏・冬共に臨時ボーナスを支給。
今から考えれば、「よくここまでこれた」という思いが湧き出してきます。
業務改善当初から、「地域で一番給料を払える会社になろう」と、オーナーと話し、ここまでやって来ました。
とは言え、何時までも感慨に浸っていられません。
年末商戦を終え、反省と対策と共に、今年2020年の展開計画です。
今年は、特に実践的マーケティングに力を入れてもらい、
「売れてしまう…」ことを目的として、実施実感してもらうことに重点を置いていきたいと思います。
このクライアントも例外ではなく、2年間に3店舗のドラッグストアが新規出店してきました。
その時に改めてコンセプトと戦略を策定し、価格以外の価値を提供することに力を入れてもらっています。
その効果もあり、このクライアントは、好業績を実現しています。
特に全国的に、ドラッグストアやディスカウントストアの影響を受けて、悩んでいる中小のスーパーマーケット企業も多いと思います。
ぜひ、このクライアントのように、価格以外の価値をお客様に届けられるように、コンセプトと戦略を変更して、実行してもらいたいと思います。
お客は、低価格だけで買い物をするわけでは無いのです。
勿論、NB(ナショナルブランド)商品の価格を無視することは出来ません。
しかし、NB以外の商品やサービスの価値に視点を当てて、自店の立つ位置を決めて(ポジショニング)ください。
低価格だけを求めるお客だけの相手をしていては、ビジネスは儲かりません。
儲からなければ、何時も頑張ってくれている従業員に、高い給料を払ってあげることは出来ないのです。
ビジネスで成功したいのであれば、お客の満足以上に、従業員の満足を実現することを目的としたほうが、業績を高めることが可能になると思います。
短期間で実現できるものではありませんが、チーム全員で思いを共有して、日々の業務改善を行えば、かなり高い確率で実現できると思います。