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新谷千里

高利益を出すスーパーマーケットにするコンサルタント

新谷千里(しんがいちさと) / 経営コンサルタント

有限会社サミットリテイリングセンター

コラム

ベトナムと豆腐とドラえもん

2017年6月7日 公開 / 2017年6月9日更新

テーマ:コンサルタントのつぶやき

コラムカテゴリ:ビジネス

6月に入り、5日間ベトナムへ行ってきました。
昨年の東南アジアで、香港とマカオ視察に続いて、東南アジア2回目の視察です。

ベトナム・バイク集団
視察理由は、これから成長していくであろう、東南アジアの国々のことも、自分自身少しは理解しないといけないという思いと、現地で実際に起こっている現実を確かめたいという思いがあったからです。

ベトナム視察は、成長率が7%だいという高いこと、親日であること、勤勉であることなど、日本との関係性においても重要な国で有ることも興味深い思いを持っていました。

そして何より、ベトナムで実際にビジネスを立ち上げ、成果を出されている企業の社長と同行させていただき、ビジネス成功の具体的なお話を聞けることは、又とないチャンスです。
その社長とは、ブルーチップ株式会社の宮本社長です。

結城先生と私          商人舎・結城社長(左)と新谷

また今回、私が定期寄稿している商人舎magazineの社長であり、流通業界で長年貢献されている結城先生(元、商業界社長)も、同行していただけるという豪華版の視察旅行です。


■ドラえもん豆腐は大人気


ブルーチップが成功を収めているビジネスとは、『ドラえもん豆腐』です。
そうです。日本の子供たちに大人気の、あのドラえもんです。

ドラえもんショップ
実際、ベトナムでもドラえもんは、子供たちに大人気のキャラクターです。

ドラえもん豆腐売場
ドラえもんと豆腐をコラボレーションさせたのが、宮本社長なのです。

ベトナム・宮本社長          宮本社長(竣工記念パーティの様子)

ショップでは、豆腐の他にも、キャンディーや、豆腐のおからを使ったシューアイスやロールケーキなどの他、当然ですが、どら焼きも販売しています。
店内は、青のイメージカラーで統一されていて、遠くからも目立つ店舗デザインになっています。


■中間所得層の増大とイオンモールの成長


私の感覚でベトナムは、日本の1950~60年前後の時代ではないかと思うのですが、日本のその昔と違うのは、ITや近代建築物などが融合していることでしょう。固定電話ではなく、スマホが一挙に普及したのです。

これらのことを、結城先生は、『後進の先進性』と表現されていますが、まさに、その言葉が腑に落ちる国であると思います。

路面では、イナゴの集団を思わせる、バイクの集団が、朝から晩まで大移動しています。
最近は、少しずつ車も増えてきているということです。
そして、バイクは、圧倒的にホンダが、そして、車はトヨタが大勢を占めているようでした。

1ケ月の給料が、日本円に換算して2万円から3万円らしいのですが、その10倍くらいするバイクを買って生活しているそうです。
実際多くのバイクが走っている様子を見ていると、このベトナムという国のバイタリティーを大いに感じます。理屈では言い現わせません。
さすが、世界で唯一、あの大国アメリカに戦争で勝った国です。底力からを感じます。

ベトナム・イオンタウン
そして、その力が年率7%の成長を続け、中間所得層を生み出し、その数を増やし続けています。
その勢いに乗って、日本から進出したイオン(タウン)は、ベトナムの人々の支持を得て、日々多くのお客を呼び込んでいます。
ある意味、日本のイオンより、売場や品揃えで良い面を多く感じることが出来ますし、元気です。


■日本語学校訪問


そして、現地の日本語学校を視察することが出来ました。

生徒の皆さんは、3年間、日本に技術の習得のために日本で生活をすることになるそうですが、皆さんとても良い顔をしています。

どう見ても真面目そうですし、素直そうです。まるで、私の若いころにそっくりです。今もそうですが・・・。(笑)

日本のためにも、そして、ベトナムのために頑張ってもらいたいと思いますし、彼らが、今後、日本とベトナムの友好関係を益々発展させてくれることを切に願いたいと思います。


■マーケティングの真実


今回のベトナムのビジネスは、
・日本で数が減ってきている豆腐屋さんの余った製造機器
・人気者のドラえもん
・成長著しいベトナム
そして、
・ベトナムと日本の関係性
などを繋げた、宮本社長のビジネス感覚が創り上げた傑作です。

実際、事業計画のことを周りに話した時、9割方の人が反対したと言います。

しかし、宮本社長には、ベトナムへの思いと、彼の情熱がビジネスを成功へと結びつけたのだと私は思います。

現地で宮本社長にお聞きしたことですが、工場を立ち上げたときまで、バイクを多数買い込んで、行商することを考えていたと言います。
ところが、ドラえもん豆腐のビジネスを聞きつけたイオンが、ショッピングセンターへの出店を打診してきた。ということです。
まさに、宮本社長の情熱が、『引き寄せの法則』の如く、強く運を引き寄せたのです。

現在ドラえもん豆腐は、イオンモールの他にも、現地のファミリーマートの各店舗でも、大量陳列されており、各所で販売数量を確実に伸ばしています。

ドラえもん豆腐ファミマ          ファミリーマートの豆腐売場


■パートナー募集中


今、ドラえもんショップでは、ホールケーキなどスイーツを作ってくれる企業(個人でもOK)を募集しています。
やる気が有って、現地でスイーツを製造するビジネスをやりたい方です。

このビジネスの恵まれていることは、
・売り先が決まっていること
・新設の工場が用意されていること
・現地を良く知る日本人が一緒にビジネスをサポートしてくれること
・ブルーチップと一緒に仕事が出来ること
など、めったに無い高条件が用意されていることです。

条件は、真面目でやる気のある方です。
もし、「これは・・・」と感じた方は、お早く、Eメールにて弊社へ御一報ください。
よろしくお願い致します。

Eメール ⇒ info@summit-rc.com

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