徹底した“高鮮度”を売ることで地域一番店になる!
POPの重要な役割の一つは、「お客が知らない商品の価値を伝える」ことです。
それを理解してPOPに書けば、販売数を伸ばし、粗利益を確実にアップさせることが可能になります。
目次
顧客が「なるほど・・・」と納得させることが重要
あなたは、お店の店内で、売場のPOPを見て「なるほど・・・」と感心したことはないでしょうか?
そして、ついつい、その商品を手に取り、買ってしまった経験はないでしょうか?
このようなことを、多くの方が経験しているのではないかと思います。
その「なるほど・・・」を体験させてくれるPOPを掲示していれば、あなたが売りたい商品の販売量を、意外に簡単に伸ばすことが可能になるでしょう。
キーワードは、「快」と「不快」の解消にあり!
では、その「なるほど」をどう顧客に伝えるかを考えていきたいと思います。
キーワードは、「快」と「不快」の解消です。
「快」は、楽しいこと、面白いこと、簡単便利であること、健康になること、気持ちが良いこと、などです。
「不快」は、痛みや苦痛、不便、不安など、人が嫌な気分になることです。
要するに、その商品を使うことで「快」を体験させてくれることと、客に「不快」を解消してくれることです。
これらのことを、実現させてくれる「何か」を伝えてあげれば、商品を「売れる」状態にすることが出来るのです。
特に「不快の解消」については、「調理の時間を短縮できる」「美味しく仕上がる」「減塩できる」など、その商品を使うことによって効果を感じ取ることが出来れば、問題を抱えるお客の心を動かして、購買に繋がる可能性は高くなります。
「売る」ではなく、「売れる」仕組みを作る?
実践的マーケティングでは、「売る」ではなく、「売れる(売れてしまう)」ように売場を作ることを考えます。
ここが、売場づくりで押さえておかなければならない、重要なポイントです。
価格を安易に下げたり、おまけをつけて、販売することではありません。
「お客が、納得してお金を出すようにする」ことが、POPの重要な役目なのです。
決して、嘘や騙しのテクニックではありませし、特に薬事法に抵触するような表現をしてはいけません。
お客が、本当に「良い物を買った・・・」と納得してもらえるように、あなたの売っている商品やサービスの本当の価値を、確実にお客に伝えることがPOPの役目です。
お客は価値を感じないから買わない
価格競争で悩んでいるスーパーマーケットのほとんどは、コモディティ(一般大衆化された商品)を低価で販売することばかりを考えています。
「良い物が安い」は、重要な要素です。
しかし、安く売るオペレーションや仕組みが出来ていない状態で、低価格だけを追求しても、営業利益は低下する方向に向かいビジネスは成り立ちません。
お客の感じる価値は、決して価格だけではありません。
例えば、誰もが知っている商品でも、「こんな使い方があったんだ・・・」を教えてあげれば、商品の売れ方は変わります。スーパーの中では、関連陳列によって想起購買も起こります。
そして、何より、今売場で売っていない商品をお客に提案することです。
美味しい商品。
体に良い商品。
健康に良い商品。
生活を楽しくしてくれる商品。
など、など・・・。
世の中に売る商品、売るべき商品、地域の人のために売らなければいけない商品は幾らでもあるのです。
それらの商品を仕入れて、販売するのです。
顧客に「価値を確実にお伝えする」POPを作成して掲示するのです。
「売れる」「売れてしまう」仕組みをつくる
商品の価値を作り上げることが出来れば、値入れを低くして安売りする必要は決してありません。
少しぐらい高くても、「価格以上の価値」を伝えることが出来れば、商品は売れていきます。
「売れる」「売れてしまう」仕組みを創るのです。
POPを書きましょう。
腕の良いサイレントセールスマン(POP)をつくり上げましょう。
そう考えると、
POPを創ることは、とてもワクワクします。そして、ウキウキする仕事です。
当然のことながら、「売れる」サイレントセールスマンを書ける人を養成することは、会社にとって重要な人財を作り上げることになります。
たった1枚の紙が、売上と粗利益を何倍にも大きく変えるのです。
ときに驚異的に、です。
そのことは、お客の満足度を高め、来店頻度を高めてくれることに繋がります。
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