アナログの感覚が今こそ大切 

佐井惠子

佐井惠子

テーマ:日々のこと

こんにちは、司法書士佐井惠子です。
会社分割のお仕事をさせていただいて以来ですので、ざっと10年ほどのお付き合いになります。
自由闊達な社風と技術力で躍進し、毎期配当を続けている会社のA会長。
この社風を作った最大の力は、経理公開にあると言い切るのも頷けます。
会長自ら、一切の公私混同をしない。役員報酬以外、何も受け取らない。
そんなことを、以前から、総務の方や顧問税理士さんから聞いていました。
初めて、プライベートのお仕事をご依頼いただく機会を得て、
ここぞとばかり、会社とは、経営について、人事とは等々、お話しを伺いました。

今日は、その中でも、自身の反省も込めて、アナログの感覚が大切だというお話しを少し。

機械を設計する時というのは、全くのゼロから物を作っていく作業となるので、
先ず、紙の上に、ラフにスケッチを書くことから始まります。
それから、手で図面を描いていき、最後に、コンピューターで図面を仕上げます。
そうすることで、機械に図面を取り込んだり、その図面を大勢で共有することができるのです。
初めから、コンピューターで図面を描いたりする訳ではないというのは、知りませんでした。
話を聞いてスケッチをするという段階で、先ず、大掴みの感覚的なものが必要なのだそうです。

2時40分を指すアナログの時計を見ると、直ぐに3時10分までに後30分と感覚的につかめます。
デジタルの時計の場合は、いったん頭で、(60分-40分)+10分=30分と計算しなければならない訳です。

コンピューターが発達して、どんな図面もパソコンで描けたり、便利に計算や集計ができる時代ですが、
そんなときこそ、目分量や質感、数字のざっとこの位といったようなアナログの感覚が大切というお話しでした。
給与計算で、これも一桁間違って計算してしまったり、
私の場合であれば、登録免許税の計算で、エクセルの入力ミスで一桁間違ってしまったり。
コンピューター自体に間違いがなくても、その入力に誤りがあった時に、
あれっ?おかしい!?そんな数字になるはずがない!と、思う感覚が必要ということです。

よく、登録免許税はどの位でしょうか?と、最初の相談の時に、質問を受けることがあります。
計算の基となる固定資産税の評価額が分からないと、無責任なことも言えないと、
「評価証明を見てからですが、税率はいくらです。」と、お答えしていましたが、
実感覚をもって、土地の評価や登録免許税を考えていなかったと思います。
どの辺りの土地の評価がどの位ということに関心を持っていないと、いつまでたっても、
大阪市内の宅地で、100平方メートルの相続であったとしたら、
大体、この位の登録免許税という感覚が、育ちませんよね。
ましてや、一桁間違って計算して、それに気付かず登録免許税を納めるなんてことになっては・・・。

お料理で、大さじ3杯と言いながら味付けをしている間は、
レシピ本や計量スプーンなしに、そのお料理は作れないのと同じかもしれません。

アナログの能力は自然に備わったもの。意識すれば磨かれていくはずです。
五感をフルに使って、目覚めさせないといけませんね。

笑顔の輪が広がりますように。

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