大阪市立図書館
こんにちは、司法書士佐井惠子です。
司法書士白書と題した立派な本が、司法書士会から送られてきました。
司法書士がどんな社会貢献活動をしているのか、
あまり知られていないと思うことを、ご紹介させていただきます。
やはり、大切だなと思うのは、高校に、法教育に出向いているということ。
準備のための時間を考えると、本当にボランティアになるのですが、
概ね、高評価を得ているようで、地道な活動に頑張ってくれています。
その内容は、「悪質商法・契約」がダントツに多いです。
お年寄りと若者が、悪質商法のターゲットになっていることから、このテーマは切実なのでしょう。
以前、宝石のキャッチセールスに捕まった成人式を過ぎたばかりの依頼人に、
法教育を受けたけれど、悪い人はいかにも悪そうに描かれていたので、
いかにも親切そうに話しかけてくる、お姉さん風の相手を疑わなかったと言っていました。
実社会は、そんなにわかりやすくはないと話したことを思い出します。
法教育の現場では、司法書士という職業の紹介といったことから入りますが、
トラブル解決の選択肢の一つに、司法書士を思い浮かべてもらえるという効果を期待できます。
実際、司法書士だから依頼しましたと言っていただくことがあります。
その他、司法過疎の解消をめざし、平成23年4月までに合計35名の会員が、過疎地での開業支援を受けています。
また、裁判以外の紛争解決手続きとしてのADRの推進。
更に、司法書士総合相談センターを設置して、無料法律相談に応じています。
大阪にも、三か所。大阪市北区の裁判所そばと、堺市、泉佐野市にあります。
私も、当番で相談を受けに行っていますが、
最近の相談は、種々雑多なものになっていますが、いつも予約で一杯です。
司法書士は公益活動を義務づけられていますので、皆、何がしかに関わっていますが、
自分が帰属している団体ながら、活動範囲は広く、健闘していると思いました。
司法書士白書。初めての出版だと思います。定価2000円也。
司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.com