東京の親族に代わって後見人就任 ☆成年後見vol.13②☆
みなさん、こんにちは。司法書士 佐井惠子です。
昨日は、月に一度の面会に特別養護老人ホームに行って来ました。
そこで、介護職員さんから、「成年後見人はボランティアですか?」と、お尋ねいただきました
司法書士の間でも、そういう認識は多く、敬遠されがちです。
休日がない。突然、の仕事が多い。事務量や外出の機会が多い割に報酬が低い。
命を預かる側面があり責任が重い。
私も、10年前、成年後見はボランティアなんだろうなあと思いつつ、
成年後見センター・リーガルサポート(☆)の会員となりました。
当初は、なかなかお仕事がありませんでしたので、会費を払うばかりが何年も続きました。
仕事を実際に始めてみると、
成年後見人には、正義感が必要です。本当に鍛えられます。
相手の立場に立って、考える柔軟性も必要です。
楽しく生活することの大切さも、知っておかないと。
社会から求められている・・・etc.
司法書士倫理にも、
綱領の第一に、「司法書士は、その使命が、国民の権利の擁護と公正な社会の
実現にあることを自覚し、その達成に努める。」と、あります。
成年後見人という仕事も、司法書士が社会から求められている役割、
取り組まなければならない仕事の一丁目一番地でした。
本来、司法書士の仕事は、営利の追求だけではだめで、
そういう役割を担う仕事なんだと思っています。
もちろん、事務所の体力があってこそですから、他の仕事もしっかりと取り組みます。
そこは、大切です!
司法書士佐井惠子
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社団法人成年後見センター・リーガルサポートとは、高齢者・障害者等の権利を擁護することを目的に、
司法書士を正会員として1999年12月22日に設立された全国組織の社団法人です。
(http://www.legal-support.or.jp/)