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三次元のデータを使ったコンピューターグラフィック(特例有限会社から株式会社へ)

2010年7月30日 公開 / 2014年5月23日更新

テーマ:企業理念

コラムカテゴリ:法律関連

F2戦闘機
みなさん、こんにちは。司法書士佐井惠子です。
世の中にまだ存在しない物体を、三次元のデータを使ってコンピューターグラフィックにする会社、株式会社ニテコ図研(http://www.niteco.co.jp/)。
代表取締役田中龍志さんをお訪ねして、会社の業務について色々とお話しを伺いました。

写真は、F2戦闘機を三次元データに基づいて石膏の粉を積み上げて作った、プラモデルのような立体コピー。
色もデータに組み込まれていますので、後から色を塗ったものではありません。
全国を相手に活躍なさっています。

こちらの会社。
創立20周年を機に、特例有限会社から商号変更をして株式会社に!
社長の意欲を、内外に強くアピールされています。

会社法の改正により、有限会社から株式会社になるには、
商号を有限会社○△○から株式会社○△○と変更し、その他、定款の手直しをすれば、
純資産の額には関係なく、株式会社となれます。
この場合、6万円の登録免許税が必要です。

どちらがいいのかは、一概には決められません。
特例有限会社のままで留まるのも、確かに一つの選択です。
毎期の決算公告義務が株式会社にはありますが、特例有限会社はこれを免れていますし、
取締役の任期も、株式会社は最長10年ですが、有限会社は無期限です。

株主間の株の譲渡を、会社側は阻止できないとか、組織再編で存続側になれないとか、
特例有限会社のデメリットとして語られる事項が、ご自分の会社には無関係であれば、
それはもう、デメリットではありません。

やはり、5年後、10年後に会社をどうしたいのか、社長様とそれを話し合いながら、
特例有限会社に留まるか、株式会社となるかをご相談させていただきます。

区切りの年。あなたは、何を考えますか。

司法書士佐井惠子

この記事を書いたプロ

佐井惠子

家族の問題(成年後見、相続、信託)の専門家

佐井惠子(佐井司法書士法人)

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