長屋リフォームの床下点検の重要性
長屋住宅の中には立地の環境によっては各戸均一とは言えない長屋住宅が大阪市内にはたくさんあります。
今回の長屋住宅は大阪市西成区天下茶屋の線路沿いの長屋住宅のリフォーム工事です。
玄関は路地側です。
反対側は南海本線と向き合ってます。
既存の間取りはこんな感じで異形です。
建物自体も異形ですが、躯体のつくりも何度も改装を重ねているのか歪感はすごくありました。
この建物を、補強しながら歪な形を暮らしやすくリフォームしました。
1階は同線確保のため、浴室や洗面室とキッチンの位置を入れ替えました。
2階は新たにトイレを設けました。
3階は既設のベランダを撤去し、躯体のベランダを造作しました。
既設は出幅の小さなアルミの物干し台です。
撤去後、下屋も解体し躯体のベランダを造作しました。
3階は塔屋になっていて横の2階壁もやり替えました。
2階の屋根をガルバリュウム鋼板を貼りました。
3階の塔屋部屋です。
階段を架け替え、ベランダに出るサッシを入れ替えました。
ベランダを造りかえたのは、窓からベランダに出るには跨ぎが高く不便があるため、極限まで2階の下屋を下げてベランダの床面を低くし、サッシもできるだけ跨ぎを低くすることに注力しました。
壁にはシックなレンガ調のクロスを貼り個性を出しました。
2階は廊下と居室が2部屋あります。
奥の居室のスペースを減らしトイレを新設します。
2階トイレです。
既存の2階の居室です。
きれいな洋室に生まれ変わりました。
2階のもう一つの居室です。
押入れをクローゼットに変えました。
2階の紹介を終えたところで、画像の投稿数に限りがあり制限がかかったので続きは『異形間取りの長屋リフォーム②』でご紹介します。
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