壁紙リフォームは最も費用対効果の高い空間演出

舘慶仁

舘慶仁

テーマ:中古マンションリフォームのススメ

中古マンションで気になるのが壁紙の汚れ。
せっかくリフォームでキチンや家具を入れ替えても、壁が汚れていては台無しです。
壁紙を変えてもそんなに大きな変化はないとお思いですか?
それは大きな間違いです。
壁紙は部屋中で最も大きく面積を占める場所です。
また住設機器のような大きな費用が必要というわけではなく、安価で手軽に大きな演出効果を発揮するリフォームなのです。
ここでは、おススメの壁紙やリフォーム費用を紹介します。

中古マンションのリフォームでグレー系の壁紙でセンスを光らせる

壁紙の張り替え費用は、6畳の部屋でだいたい4万円~、12畳なら8万円~となっており、この金額で、部屋の雰囲気がガラリと変わりますのでおススメです。

リフォームで壁紙を選ぶ際に、まず挙げられる色はベージュ系の壁紙です。
ベージュ系の壁紙は、白に比べ埃や汚れが目立たず、温かみも感じられ、壁紙選びとしては正解です。
ただ、壁紙選びは、正解は一つではありません。

例えば、グレー系の壁紙はいかがでしょうか?
グレー系の壁紙は、ベージュ系の壁紙に比べ温かみは少ないですが、落ち着いた雰囲気があるため、少し明るい色合いのカーテンや家具を設置しても、全体的にバランスがとれます。
白いカーテンやソファとの相性がよく、木目調との家具ともマッチします。



中古マンションのリフォームで柄が施された壁紙やブルー系の壁紙を使い個性を主張させる

植物やオシャレな柄が施された壁紙や白やベージュといった淡い色以外、ブルーやグリーン、赤、オレンジ、イエロー系の壁紙がサンプル帳にありますが、少し派手だと感じられ、リフォームに使うことを敬遠するかもしれません。

確かに壁全面にこのような壁紙を使うと、派手になるかもしれませんが、4面ある壁の1面や部分的にだけに使うことで、変化が生まれ、個性が光る室内になります。



例えば、デザインが施された壁紙を一部分に取り入れると部屋のアクセントになります。柄模様の壁紙やグリーンやブルーといった壁紙を施したところにチェストを置いたり、ソファを置いたりすることで空間に変化が生まれるほか、家具とのコーディネートも楽しめます。

中古マンションのリフォームで素材を活かした壁紙をアレンジして使って雰囲気を良くする

壁紙に使われている素材には、ビニールクロス以外にも、紙、織物、シルク、コルクなどがあり、それぞれ雰囲気も異なります。

ビニール系の壁紙の中には、消臭機能や湿度の調整機能が備えたものがあり、掃除も楽です。

紙素材の壁紙は、洋紙のほか、和紙を用いた壁紙など種類が豊富です。優しい風合いが魅力で通気性や防カビ性も期待できます。

織物ではレーヨン素材やアクリル、麻、綿などがあります。織物ならではの光沢が魅力です。

シルクを使った壁紙は、吸放湿性があり冬に静電気が発生しづらい特性もあります。織物と同様にやわらかな光沢を楽しむことができます。



コルクを使った壁紙には独特の雰囲気が漂います。
コルクには弾性があり耐久性にも優れ、腐食しづらい特性があります。

いろいろな種類がありますので、専門家と相談しながら空間に作りに大いに活用していただきたいと思います。

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舘慶仁
専門家

舘慶仁(リフォームアドバイザー)

リフォームワーク

長屋などの古家を専門に、お客さまの予算と必要性に応じてリフォームする確かな技術力は、数多い経験による低コスト化と、社内外のチームワークによるトラブルのない工事で、古家を現代的に住みやすく再生します。

舘慶仁プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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