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中古マンションをリフォームして床暖房を設置する際の注意事項

2016年3月4日 公開 / 2016年3月18日更新

テーマ:中古マンションリフォームのススメ

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 中古マンション 注意点

床暖房は、空気を汚さず、静かな設備で人気があるため、中古マンションをリフォームして床暖房を設置する方も多くなっています。
床暖房の種類やメリット、設置する際の注意点を紹介します。

中古マンションで床暖房を設置するリフォームのメリット

床暖房では、ふく射熱が壁や天井に反射し室内に広がり空気を暖めるため、陽だまりにいるような心地よさがあり、床にいる人は暖かい床によって足が暖められるので、頭寒足熱といった理想的な環境の中で暮らすことができます。

また、エアコンやヒーターのように風を起こさない床暖房は、肌が乾燥することが抑えられ、女性にとっても嬉しい限りです。

床暖房はヒーターのように、ガスや石油を燃焼しませんので、空気の汚れや匂いがなく、お子さんやお年寄りの方がいても快適に過ごせます。
また、床暖房にはファンはありませんので静かで、床下に格納してしまうので、部屋を広く使えるメリットもあります。

一方、床暖房は高額な設置費用がかかると思われますが、30年以上の耐用年数があるものもあり、エアコンやヒーターを数年ごとに買い替えることを考えれば、長期的にみれば、費用も手間も抑えられることがあります。

中古マンションのリフォームで設置する床暖房の種類について

床暖房の種類には大きく分けて、電気式床暖房と温水式床暖房があります。
電気式床暖房には、蓄熱式床暖房、電熱線ヒーター式床暖房、PTCヒーター式床暖房があります。



蓄熱式床暖房は、夜間に、蓄熱体に熱蓄した熱を放射して床を暖めます。
電熱線ヒーター式床暖房は、内蔵された電熱線のヒーターによって床面を暖めます。
PTCヒーター式床暖房は、温度センサーが設置され、自動温度調整機能が備わっているため、日光などで温度が高くなった床の部分の発熱を抑えることができます。
一方、温水式床暖房は、空気の熱を冷房や暖房などに利用するヒートポンプを使って温めた水で、床を暖める床暖房です。



中古マンションで床暖房を設置する際の注意点について

中古マンションで床暖房を設置する際には、床の厚みの変更や遮音性、管理組合への届け出について注意しなければなりません。

床の厚さが薄ければ薄いほど、床暖房の暖房能力は向上しますが、床を薄くすると強度や遮音性が下がって不安になります。
床暖房を設置する場合、12~15mm程度の床の厚さが適当で、床の厚さに注意しなければなりません。

マンションの大規模な模様替えは、管理組合への届け出が必要になることがあり、床暖房の設置も届け出の対象になることが多いので注意が必要です。
また、電気やガスを使う床暖房は、必要な電気やガス量を得られないと設置できないので、管理組合に相談してみましょう。

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この記事を書いたプロ

舘慶仁

古家再生・長屋リフォームの専門家

舘慶仁(リフォームワーク)

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