結露の対策は断熱・換気そして内装材のチョイス

舘慶仁

舘慶仁

テーマ:室内リフォーム

結露や湿気はカビやダニの発生の原因となるので、十分にその対策を行いたいものです。
そもそも結露は、屋外の温度が低く、屋内が暖かいとき、その温度差によって窓ガラスや壁に着いた水蒸気が原因となって発生します。窓断熱をすると内外の温度差が少なくなり、結露を抑えますが、換気によって湿気を排出することも重要な結露対策です。



断熱をおこなうと気密性が高くなり、自然換気が少なくなります。
そこで普段の暮らしの中で気をつけて、ときどき窓を開けて風を通すようにしましょう。室内に洗濯物を干すのも湿気がこもるので干す場所には気をつけましょう。
マンションには各部屋に換気口が設けられています。
新築住宅では24時間(常時)換気が義務づけられていますが、古い家ではほぼ設けられていません。
リフォームの際には部屋ごとに換気扇をつけたり、大掛かりではありますが24時間換気システムを追加するなど、結露対策を考えましょう。浴室など水廻りの換気システムなら、マンションでも手軽に取り入れることができます。



また調湿効果のある内装材(調湿建材)が数多く出回っています。
たとえば漆喰や珪藻土を塗って壁や天井を仕上げることで、室内の調湿効果が得られます。


珪藻土の壁
植物性プランクトンを主成分とする塗壁材。多孔質で調湿効果が高い。表面は凸凹して味のある「ゆず肌」と呼ばれる表情になる。


漆喰の壁
消石灰を主成分とした、古くから使われている塗壁材。表面を平滑にしてツルッとした感じに仕上げる。左官技術が必要。

タイル状の「エコカラット」も施工しやすく、デザイン性も高いのでよく使われています。


部分的にエコカラットを移用したワンポイント壁
粘土鉱物など微細な孔をもつ原料をタイル状に焼成した、調湿効果の高い内装用の壁材。豊富な色や柄があります。

それぞれの調湿建材の長所や短所を見極めてチョイスするのがベストです。


弊社施工例

お問い合わせ 電話:0120-41-5858  Eメール:info@r-work.jp 舘まで
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舘慶仁
専門家

舘慶仁(リフォームアドバイザー)

リフォームワーク

長屋などの古家を専門に、お客さまの予算と必要性に応じてリフォームする確かな技術力は、数多い経験による低コスト化と、社内外のチームワークによるトラブルのない工事で、古家を現代的に住みやすく再生します。

舘慶仁プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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