【1on1しても離職が減らない本当の理由】原因は"職場の環境"のほうにある!!

道下真介

道下真介

テーマ:人間関係における”ほめ育”




こんにちは^^
ほめ育コンサルタントの道下真介です。


今日は「1on1をしたはずなのに、なぜ部下はまた元気をなくしてしまうのか」について、一緒に考えていきたいと思います。


こんなに時間を割いて、やさしく向き合っている。
いいところを見つけて、ちゃんと言葉にしてほめている。


それなのに、向き合えている感覚がしない。
踏み込もうとしても、一歩手前で止まってしまう。


「昔は、こうではなかったはず」
そんな手応えのなさを、感じていないでしょうか。



1on1を整えた会社から、なぜか離職が止まらない



ここ数年で、1on1ミーティングや面談制度を取り入れる会社が、ぐっと増えました。


人材育成・社内教育の仕組みは、以前よりずっと整ってきていると思います。


それでも、離職率が思うように下がらない。
業績も、頭打ちのまま。
こうしたお声を、現場でとてもよく聞かせていただきます。


不思議なのは、その会社のリーダーの多くが、ちゃんと時間を割いてくれているということです。


面談の準備もして、やさしく聞こうとしている。いいところを見つけて、ちゃんとほめている。


それでも、なぜか本音のところで、噛み合わない。
腹を割った関係に、あと一歩、届かない。
「昔とは、何かが違う」


この感覚こそが、いま現場で一番根が深い、静かな痛みなのではないでしょうか。



面談室では元気だった部下が、フロアに戻った瞬間に変わる



では、この"届かなさ"は、どこで生まれているのでしょうか。


思い出してみてほしいのです。
面談室で向かい合っていたときの、部下の表情を。


こちらの話にうなずいて、自分の言葉で想いを返してくれて、終わる頃には「頑張ってみます」と、前向きな言葉まで出てきた。


そのときの雰囲気は、たしかにいいものだったはずです。


けれど、面談を終えて部屋のドアを開けて、部下が自分の席に戻っていく、あの数歩。


席に座って、パソコンを開いた瞬間の表情。
見たことは、ないでしょうか。


面談室での前向きさが、フロアに戻った途端に、少しずつほどけていく。


多くのリーダーは、ここで気づきません。
気づけるなら、そもそも悩んでいないのです。


部下は、面談室では、元気になれるのです。
戻っていくのは、戻った先が、面談室のときと同じままだからです。



本当の原因は、面談ではなく"職場の環境"のほうにある



ここがとても大切なところです。


部下が、面談の直後は元気でも一ヶ月でまた曇ってしまうのは、本人のせいでも、面談の質のせいでもありません。


本当の原因は、その部下を取り巻いている"職場の環境"のほうにあるのです。


「環境」と言っても、中身はいろいろあります。


面談がどうしても"評価"の色を帯びてしまうこと。
話の中身が"成果"や"プロセス"に偏ってしまうこと。
日常の関わりそのものが、薄くなっていること。


今日は、その中でもいちばん根っこにある、
「評価」と「理解」のズレについて、お伝えしたいと思います。


面談というのは、どれほどやさしく進めても、どうしても"評価"の色がつきまといます。


けれど、部下が本当に求めているのは、評価されることではなく、「理解されている」という実感のほうなのです。


これは、面談の30分では、積み上がりません。
日々の環境の中でしか、育ちません。



明日からできる、たった一つの習慣



では、明日から何をすればいいのでしょうか。
まずはひとつ、試してみてください。


観察メモという、シンプルな習慣があります。ルールは3つ!

・1日1人、1行でいい
・事実だけを書く(「やる気がある」などの解釈は混ぜない)
・誰にも見せない

「今朝、Aさんは来客のあと一番にカウンターを拭いていた」
たった一行、書き留めるだけです。


ただ、ひとつだけ。
どの部下から始めるか、どんな順番で日常に戻していくかは、チームの状態によって少しずつ違ってきます。


貴社のチームに合った形を、一緒に考えていきたいと思っています^^



明日から動けるヒントを、冊子にまとめました


この記事の"実践編"を、20ページの小冊子『明日から部下が変わる』として書き込みワーク形式でお届けしています。


・観察メモの書き方(記入例つき)
・"見る"を日常に戻すための、朝のひと工夫


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道下真介
専門家

道下真介(ほめ育コンサルタント)

株式会社Torus

ほめる習慣を組織に根付かせる「ほめ育」コンサルティングを展開。社内のほめる基準となるほめ育コンピテンシーを明確にし、ほめる基準とほめて育てる文化を組織に根付かせ、人材定着や業績向上のサポートをします。

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