正しいことを言い続けても、人がついてこない本当の理由

道下真介

道下真介

テーマ:人間関係における”ほめ育”



こんにちは^^
ほめ育コンサルタントの道下真介です。


今日は「人が動く職場」について、一緒に考えていきたいと思います。


あなたは、全うで正しいことを伝えたはずなのに、なぜかその後、チームとの会話が少なくなっていった、という経験はありませんか?



正しさで勝っても、チームは動かない


組織の中で、正しいことを言える人は大切ですよね。


でも今、多くの職場で起きているのは、「正しいことを言う人の周りから、少しずつ人が離れていく」という現象です。


ここでは、一体何が起きているのでしょうか?


正しさで人を説き伏せようとするとき、相手の中に残るのは「納得」ではなく「服従の感覚」です。


勝ち負けで人を動かそうとする姿勢が、相手の承認欲求を静かに傷つけている。
だから部下は「意見を言っても反論されるから、黙っておこう」と、次第に発言をやめていきます。


そしてチームはやがて、意見のない組織になっていってしまうのです。



では、なぜそうなってしまうのか


少し、思い出してみてください。


誰かと意見が食い違ったとき、頭の中にはどんな問いが浮かんでいたでしょうか。


「どう反論するか」「どうすれば正しさを証明できるか」。


そこにばかり意識が向いていなかったでしょうか。


実は、そのとき抜け落ちている問いがあります。


それは、「この人は今、何を大切にしているのだろう」という問いです。


この問いが抜けたまま正論をぶつけたとき、相手の中に残るのは「理解してもらえなかった」という感覚だけ。
その小さな感覚の積み重ねが、さきほどの「黙っておこう」を生んでいるのです。



人が動く職場は、勝ち負けの外側にある


「黙っておこう」を生んでいるのは、結局、こちら側の構えなんですね。


仕組みや評価制度、研修ももちろん大切です。


でもほめ育が最初に問うのは、「あなた自身が、どちらのゲームをしているか」です。


「勝ち負け」のゲームをしている限り、相手に届くのは「あなたは間違っている」というメッセージ。


そこから抜け出す入り口は、たったひとつの問いを先に立てることです。


それは、「この人の、どこを認めてあげられるか」この問いが先に立つと、相手に届くメッセージは「あなたのことを見ている」に変わります。


見られている、認められている——その感覚が生まれて初めて、人は自分から動き始めるのです。



明日から試せる、たった一つの問いかけ


その入り口の問いを、明日、実際に使ってみてほしいのです。
誰かと意見が食い違いそうになった、まさにその瞬間。
論点を正そうとする前に、こう自分に問いかけてみてください。


「この人の、どこを認めてあげられるか」


たった一秒、この問いを挟むだけで構いません。
すると不思議と、口から出る最初の一言が変わります。


変わった一言を受け取った相手の表情が変わり、そして、その場の空気が変わります。


ただし、効く問いの形は、チームの状態によって少しずつ違います。
あなたのチームに合った形を、よかったら一緒に考えさせてください^^


【公式ラインでは、この記事の"実践編"を、20ページの小冊

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

道下真介
専門家

道下真介(ほめ育コンサルタント)

株式会社Torus

ほめる習慣を組織に根付かせる「ほめ育」コンサルティングを展開。社内のほめる基準となるほめ育コンピテンシーを明確にし、ほめる基準とほめて育てる文化を組織に根付かせ、人材定着や業績向上のサポートをします。

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

人をほめて育てる「ほめ育」コンサルタント

道下真介プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼