知っておきたい社員退職の引き金とは?
厚生労働省で、ハローワーク(公共職業安定所)で公開している求人票の記載内容と、
実際の労働条件が異なる場合の対策が強化されました。
平成 24 年度に全国のハローワークに
求人票の記載内容と実際の労働条件が違うといった申し出は、 7,783 件でした。
申し出の内容の上位は、賃金に関することが 2,031 件( 26 %)、就業時間に関することが 1,405 件( 18 %)、選考方法・応募書類に関することが 1,030 件( 13 %)でした。
このような状況への対策として、
求職者と就業者向けの「ハローワーク求人ホットライン」が開設されました。
「ハローワーク求人ホットライン(求職者・就業者専用)」
03-6858-8609 受付時間 平日8:30~17:15 (土日・祝日・年末年始を除く)
応募者がたくさん集まるような求人票を作ろうとして、
例えば次のような記載をする企業が後を絶たない為、今回のホットライン開設となったようです。
◆求人票には高めの賃金を記載する
◆求人票には違う仕事の内容を記載する
◆本当は非正規雇用で雇う予定だが、求人票の雇用形態は正社員と記載しておく
◆実際と異なる勤務地を記載する
◆就業時間や残業時間を短く記載する
◆実際には加入していないのに、雇用保険、社会保険「あり」と記載する
細かい話は「面接の時に話せばいいや」という訳にはいきません。
求人ホットラインに申し出があった場合は、
事実を確認の上、会社に対して是正指導が行われるということです。
そうは言っても法的な規制も多い上、限られた項目で、
企業にとって欲しい人物像を表現するのは難しいことです。
虚偽・誇大広告とならないよう正しい内容で企業の正しい魅力を伝えられるように、
当事務所では求人票作成のお手伝いも行なっております。
お気軽にご相談ください。