既存の不適格建築物の媒介。この場合の重要事項の説明は?
地歴調査の実施
●宅建業者は地盤、地質、地歴の調査の専門家ではありません。
買主にとって、購入する土地の地中埋設物や土壌汚染の有無などは、取引の重要な関心事となります。
しかしながら、宅建業者は地盤、地質といった分野の専門家ではないので、これら他の専門分野における特別の知識、経験、鑑定能力まで当然ですが要求されていません。
宅建(媒介)業者における隠れた瑕疵の調査については、特段の費用を要しない地歴調査(例えば、以前マンションンが建っていたか?工場が建っていたか?
また、その利用の状況はどうであったか?等)を実施しておくことが将来のトラブル防止につながるので望ましいとされています。
その上で、どこまでの地歴調査をしたかを当事者に説明し、そのおそれや可能性の有無、また専門家による調査が未了であれば、「未了」という事実を明示することが重要となります。
●その情報は買主にとって、購入するか否かの重要な判断情報となりそうです。
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