共益費 あるべき姿と実務上

宮本裕文

宮本裕文

テーマ:賃貸借契約

共益費の性質


●共益費 

共益費については、賃貸借物件の共用部分(玄関ホール、廊下、階段、エレベター等)の日常の維持管理に必要な諸経費であることから、その共益費に不足が生じたときは借主は貸主に対し、その不足分を支払い、、その額に余りが生じたときは貸主は借主に対して、その余剰金を返還する実費精算方式が本来あるべき姿との考え方があります。

しかし、実際に貸主が毎月、毎月、共益費を精算させることは実態にそぐいません。そこで、標準契約書では、実費を基にあらかじめ定められた共益費を借主が支払、貸主は毎月の精算を要しないこととしています。

また、賃料は契約時は日割り、解除時は月割りなどの取決めがありますが、共益費の性質からすれば契約時、解除時にかかわらず、その月の契約期間が1ヶ月に満たない場合には、日割り計算にて共益費の額を算出する方法を採用する場合もあります。

●賃料や共益費の精算方法は貸主と借主の合意となります。



○営業時間 平日9:00~17:00 土曜日9:00~1300  日曜・祝日は定休日です。
○随時、不動産相談の受付をしています。(定休日も可)
○売買・賃貸借のご依頼もお受けしています。
不動産買取ります。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

宮本裕文
専門家

宮本裕文(宅地建物取引業者)

有限会社富商不動産販売

住宅確保要配慮者のための賃貸住宅専門店です。障がいのある方、高齢者の方へ積極的に賃貸住宅の仲介をしています。

宮本裕文プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

住宅確保要配慮者入居支援のプロ

宮本裕文プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼