ちょっと一息。その2。(昔の話。)

宮本裕文

宮本裕文

テーマ:ちょっと一息

昔の話。その2。

実は、その土地は業者さんが「売主」でした。業者さんは穏やかな口調で

「分かりました。では、契約を解除しましょうね。」と一言。買主のお客様の

顔色は変わり、強い口調で・・「では、手付金は倍返しですね!」と・・・。

「勿論ですよ。」業者さんは、その場で契約解除合意書を作成し手付金

の倍額を差し出しました。

結局、そのお客様は「契約は解除しない。購入する。」との結論で解決し

ました。業者さんは「誰かに悪知恵を教わったんだろう・・。」と余裕の表情

でしたが・・・。「宮本君。あのお客さんは建築に関しても、揉めるよ・・。」

と、確かに請負契約から着工・完工・引渡しまでトラブル続きでした。

当時、新人だった私は分かりませんでしたが、大御所の業者さんが余裕

だったのは、手付金が10万円だったこと。倍返しにしても十分な利益が

出たのでしょう。バブルの余韻が残る頃の話です。

現在でも、住宅用地(分譲地)の手付金は住宅の融資との兼ね合いで

10万円程度もよくあります。私は、個人的に売買価格の10%が常識

だと思います。



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宮本裕文
専門家

宮本裕文(宅地建物取引業者)

有限会社富商不動産販売

障がい者(心と体)に特化した賃貸住宅入居支援の専門店です。また、宅建士として37年の知見を基に不動産お役立ちコラムを発信しています。

宮本裕文プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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