シニア世代孫育てセミナー 「赤ちゃんの発達」から学ぶ「おとなの姿勢」
■ 「基礎」は身についていますか
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岡山市立御南中学校 保健委員 研修会
「中学生のためのケガ予防のからだづくり」
~運動能力はよい姿勢から~
ケガをしないためには「基礎」を作ること。
何を学ぶにしても「基礎」を身につけずに「応用」はできません。
また、基礎づくりを重点的に行ったか、それとも何となく形だけを行ったかでは
基礎の「質」に差が出てきます。
初めはその差に気づきませんが、ほんの少しの歪みを見逃したまま「応用」に力を入れていくと、
差が明らかなものとなってくるでしょう。
「何かがおかしい」
「できてもいいはずのことができない」
「身体が硬い」
「変な動き方をする」
「ありえないようなケガ・骨折をする」
「しょっちゅうケガ・骨折をする」
これらは目に見えてから気づくことばかりで、その根本は基礎がかなり未熟なまま
応用を進め続けた結果です。
応用をしっかりと育てるためにはそれに見合った基礎が必要です。
■ スキップができない理由
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基礎を考える前に応用から考えてみましょう。
例えば、スキップを応用としてひも解いてみましょう。
子どもの頃に何となく真似事をしているうちにできるようになるものだと思いますが、
中には大人になってもスキップができない人もいます。
「スキップ」ができるためには何ができている必要がありますか。
片足で着地して片足で跳ぶから・・・
片足で跳ぶのは「ケンケン」ですね。
ではケンケンができるためには何ができている必要がありますか。
片足で跳ぶのだから・・・
片足になるのだから「片足立ち」ですね。
右足でも左足でも片足立ちができること。
では片足立ちができるためには何ができている必要がありますか。
片足で立つのだから・・・
その前と言えば「両足で立つ」ことですね。
えっ??と思われた方もいるでしょう。
大体は立つといえば両足で立っています。
何ら難しいことではなく、日常の当たり前のことです。
■ すべての日常動作・スポーツ動作の基礎がケガ予防
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しかし、ここで考えてほしいのは「真っすぐ立つ」ことができているかということです。
これもえっ??と思われる方がいるでしょう。
真っすぐ立っているので当たり前のことだと思っています。
これこそが大きな勘違い、錯覚なのです。
スキップができない人が真っすぐ立つためのからだづくりをすると、さっきまでできなかった
スキップが、スキップの練習を一切しなくてもできるようになります。
これは小学生も中学生も大人も実際に何人もの方が経験していますし、周りの人もそれを
見て驚いていました。
複雑な動作が考えることなくスムーズに行えるということはケガの予防にもなります。
つまり、ケガをしないために柔軟性を高めるとか筋力を向上させることばかりでは、
根本的な解決にはならないということです。
からだを動かすための「基礎づくり」=「真っすぐ立つためのからだづくり」から始めること、
これがケガ予防のために最優先でしなければならないことなのです。
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