子どものスポーツで気をつけたいこと @ 真庭市しらうめスポーツクラブ
■ 学力向上のためには体づくりから
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鳥取県境港市立上道小学校 児童の姿勢改善学習会
「姿勢が良くなる! 体幹コンディショニング
~よい姿勢は元気のもと~」
1・2・3年合同授業
4・5・6年合同授業
どこの小学校でも児童の学力向上のために、担任の先生方は工夫を凝らしています。
どう教えたら伝わりやすいか、理解しやすいかを考えて、熱心に取り組んでいます。
しかし、児童の集中力が続かない、座っていることで疲れてしまうなどによって
勉強時間を増やすことでは学力の向上が難しい場面が増えてきました。
そこで、勉強をするためのからだづくりから始めることが効果的ではないかということで、
上道小学校では今年度は体幹を鍛えることを学校経営の重点指導内容として掲げました。
■ よい姿勢は力を入れ続けることではない
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児童は自分の姿勢をどう思っているのか、イラストを見せてみました。
大多数の児童は「自分の姿勢は良い」と思っているようでした。
実際に姿勢が良い児童もいますが、ケガをしやすかったり、疲れやすかったり、
柔軟性が低い児童は、姿勢を良く見せようと意識したら良いのかもしれません。
しかし、意識的に真っ直ぐにするとか、力を入れて伸ばすことで良い姿勢にさせても
それは長く続けることはできません。
形だけを良く見せる姿勢の指導は、意識付けのためには必要ですが、根本的な改善には
なっていないということです。
体幹コンディショニングをする前に、正しい座り方を伝えました。
体育座りで正しく座ろうとすると、姿勢が崩れていたり、身体が硬い人には
とてもきつい姿勢になります。
決して楽には座れないけど、それを維持しようとすると、息を詰めたり、脛や膝を持って
手で引き寄せたまま肩に力を入れます。
児童も「きつい」と言います。
正しい姿勢を教えて、それを維持させることを繰り返しても、長続きしないのは
その姿勢が「しんどい=きつい=楽ではない」からです。
体育座りでも、授業中の椅子での姿勢でも、楽に座ることができれば維持できる時間も
長くなってきます。
■ 楽に軽く動ける土台づくりをすると、良い姿勢が当たり前になる
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体幹コンディショニングを行うことで、それは可能になります。
何度も「背筋を伸ばしなさい!」と言わなくても、正しい姿勢を身体が覚えていきます。
始めは「正しい座り方」を意識しますが、以前よりもよい姿勢に近づき、
それが自然にできるようになります。
自分にとっての「当たり前」と感じる姿勢が変化してきます。
体幹コンディショニングを続けることで、意識しなくても自然に「正しい座り方」ができ、
当たり前に「よい姿勢」が身につくのです。
児童も正しい体育座りが「楽に座れる」と実感しました。
始めはきつかったり、硬くて動きにくかったけど、楽に座れたり軽く動けるようになれば
運動量が増え、気分もスッキリして授業に取り組む意識が変わってきます。
その意識が自然に続くことで集中できる時間が次第に伸びてきて、
授業にも身が入り、やがては学力にも結び付いていくのではないでしょうか。
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