シニア世代孫育てセミナー 「赤ちゃんの発達」から学ぶ「おとなの姿勢」
■ 足はからだ全体を支えている
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備前市立香登小学校
1・2・3年 合同体育授業
4・5・6年 合同体育授業
「体幹を鍛えるあそびと足育」
成長過程にある子どもの足がすでに機能しなくなっていることを知っていますか。
私達が朝起きてから寝るまでの日常動作において、地面や床と接しているのは足の裏。
四つ這いで移動していれば手のひらと膝が床と接しますが、ほとんどの人は歩いて移動します。
子どもは歩くだけではなく、走ったり、跳ねたり活発に動きます。
その1歩1歩の着地の際に体重が足の裏にかかるのですから、前後左右の偏りがなく、
足の裏全体に荷重できることが望ましいのです。
生活の中では家の中の床や畳のように平らな所ばかりはなく、多少斜めになっていたり、
デコボコがあったりします。
からだを鉛直に保つためには、下肢については股関節や足関節が状況に応じた動きを
する必要があります。
■ 子どもにも外反母趾
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もし、踵側への荷重が多く、足の指が床に着かない立ち方・歩き方をしていたら、
速く走ることができるでしょうか。
歩くとか走る動作は、からだを前に進めて行くために、前方へ重心移動をします。
しかし、踵側ということは後ろに体重が乗ったままなので、その状態で前に進むというのは
ブレーキをかけながらアクセルを踏んでいるような、非常に効率の悪い使い方をしているのです。
足の指を使わないということは、踏ん張る力もなく、足の裏の筋肉を使わないため、
からだ全体を支えるための足のアーチ構造が破綻してしまいます。
大人の女性がハイヒールを履くことで外反母趾になったといわれますが、子どもにも
外反母趾は起こっています。
おしゃれに目覚めた女の子がハイヒールのようなサンダルやブーツなどを履いているのを
見かけることも増えました。
ハイヒールを履かなくても、靴や靴下で守られ、裸足で過ごすことが減り、足の裏からの
刺激を感じることが少ないことも、足裏の弱さや感覚の鈍さにつながります。
■ 座り方も足の変形に影響する
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普段の姿勢、とくに長時間同じ姿勢で過ごす際、猫背で座っている、女の子座り(割り座)で
座っているなど、股関節の可動域が小さくなるようなからだの使い方は、
足関節の可動域にも大きく影響します。
その結果、足の裏には偏った荷重しかできなくなり、からだ全体の動きがぎこちなくなったり、
バランスが悪く転びやすい、ケガが多いということになるのです。
足の裏の内側に荷重することが多くなれば、内側のアーチがなくなり、いわゆる扁平足になります。
膝の関節も本来の動きから逸脱した状態で使われるようになり、変形や靭帯への影響も出てきます。
子どものからだは骨格も筋肉も成長の途中です。
使い方が骨の変形をもたらすのですから、正しく使うこと、正しい荷重ができるように
体幹のコンディショニング&トレーニングとともに「足育(フットセラピー)」も重要です。
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