姿勢・肩腰膝の体調改善教室 第4回 @ 備前市国民健康保険
■ 学校で姿勢を教える?
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赤磐市立笹岡小学校 学校保健委員会
「子どもの姿勢を考える
~体力・学力・脳の働き~」
1年に2~3回行われる学校保健委員会は、各小中学校によって内容は様々。
子どもの健康状態や体力などの報告、学校で取り組んでいることの報告、
子どもの健康に関する講演など、毎回テーマを決めて行われています。
近年は「姿勢」について、学力にも影響があるということで力を入れ始めているようですが、
かつては学校でここまで時間を取って行うことではありませんでした。
それは、小学校に上がってくる頃には、あまり姿勢の注意をする必要がなかったからです。
それでも「背筋を伸ばしなさい!」と注意された経験がある方もいます。
■ 姿勢は家庭で
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家庭では小さいうちから箸の持ち方や箸使いなどとともに、食事中の姿勢なども躾として
美しい身のこなしができるように教えていました。
また、周りの人に失礼のないよう、心の在り方としても家庭での教えは重要です。
大人は自然に身につけ普段から当たり前に行っているので、子どもの目の前にはお手本があり、
大人から教わったことを聞いて学び、見て学ぶことができます。
「学ぶ」ことは「真似る」ことから始まります。
赤ちゃんはお母さんやお父さんのしぐさや言葉を真似ながら、次第に上手になっていきます。
家庭でのお手本通りに子どもは学ぶのですから、大人の責任は大きいですね。
昨今は、食事中に肘をついたり、箸を持っていない方の手は椅子の上に置いたりして、
姿勢以外にも気になる様子が増えています。
家庭でも注意をしているようですが、その瞬間は直しても、数秒しか保てないので、
毎回同じことを繰り返して、何年たっても良くならないのです。
昔の子どもは、言われたら直し、それを持続することができました。
そのうち言われなくても、自ら意識し、良くしようと努力をしていました。
なぜ、今の子ども達は持続できず、何年も良くならないのでしょうか。
何が違うのでしょうか。
■ 大人の影響を受けた子ども
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私たちは今も昔もからだの持つ機能は同じです。
もちろん生まれた時も。
このような違いが見られるのは、環境によるものが大きいと思われます。
その「環境」の中には、子どもの周りの大人の考え方・意識の違いも含まれています。
「便利だから」「楽だから」「慣れ」など、できることなのに面倒だからと言ってしなくなり、
やがてできなくなっている。
数年や数十年の間に起こっている環境の変化に、自然に身を任せているだけなのに、
その変化は振り返ってみると、子どものからだに大きな代償を負わせているのです。
「子どもの姿勢が悪い」「ケガが多い」「授業に集中できない」など、頭を悩ませている問題は、
大人が作った社会の影響なのではないでしょうか。
まずは、大人が自分自身を振り返り、未来を担う子ども達のお手本になっているかどうかを
意識してみましょう。
何気なく行っている「慣れ」は正しいですか。
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『家庭でできる!姿勢教育
~親が学んで、子に教える~』
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