子どものスポーツで気をつけたいこと @ 真庭市しらうめスポーツクラブ
備前市立香登小学校・香登幼稚園・香登保育園・大内保育園教職員 研修会
「児童の姿勢改善講習会」
この研修会のねらいは、
・ 姿勢の成り立ちを理解する
・ 姿勢と健康との関連を考える
・ からだとこころのつながりを理解する
・ よい姿勢と動きやすさを体感する
・ 指導法・応用の仕方を学ぶ
翌日からすぐに実践できるよう、またどのように応用すればよいのかの考え方を、
姿勢の成り立ちから学びます。
私たちが立っている時、骨格はどのように並んでいるかを見てみると、
地面に接する面積は足の裏で、体表面積に比べると非常に小さく、
206個もの骨が縦に積み上がっています。
この骨の積み上がり方が部分的に多少のズレを生じると、他の部分が崩れないように
どこかをずらしてバランスを取ります。
ほとんどは無意識のうちに行なっているので、自分ではズレているとは感じていません。
しかし、姿勢を見てみると、これは骨の並びで見るのですが、あるべき位置にない部分が
多々見えてきます。
例えば、横から見て足の上に頭があるかどうか。
背中が丸くなって猫背気味の方は、頭は前方に偏位しています。
よい姿勢で立ったまま頭だけを前に出すと前に倒れそうになります。
猫背の方は前に倒れそうだとは感じていないわけですから、頭が前に出た分、
からだのどこかを後方に動かして、自然に倒れない工夫をしています。
高齢者によく見られるのは、踵に体重が乗り、足の指は地面から浮いて、
膝をやや曲げ、骨盤を後ろに倒し、背中を丸めて、肩や頭が前に出た姿勢。
小学生や中高生にもこのような姿勢はよく見られるようになりました。
つまり、年齢は関係なく、骨の積み上がり方がどうなっているかが、
見た目の姿勢として表れているのです。
90歳を過ぎてもよい姿勢の方もいれば、猫背で座っている赤ちゃんもいます。
重力という目に見えない重さをどのように受け止めて、本来の骨格を崩さず、
目的とする動作に見合った支えと動きを無駄なく行うことができるか。
重力を受け始めた瞬間からの運動による学習がどのように行われてきたか、
幼児でも小学生でも大人でもその学習の経験によって、現在の姿勢やからだの使い方は
出来上がっています。
運動やスポーツは姿勢やからだの使い方の基礎が出来上がってから行うことが望ましいです。
この基礎作りはいつから始めても遅くはありません。
からだの成長が続いている間はできるだけ早く取り組むことが、
将来のからだづくりによい効果をもたらすことでしょう。
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