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岡山市立平福小学校 教育講演会 「子どもの姿勢を考える~体力・学力・脳の働き~」

テーマ:講演・研修会

岡山市立平福小学校 教育講演会
「子どもの姿勢を考える
~体力・学力・脳の働き~」

岡山市立平福小学校1

子どもの姿勢が気になる・悪いと思っている保護者はかなりの割合でいらっしゃいます。
かつてはここまで姿勢が崩れてはいませんでした。
子どもの姿勢が悪くなった理由、それは子育ての中にあります。
始まりはお母さんのお腹の中にいる時からなのです。
そして、生まれてから歩くまでがよい姿勢にとって非常に重要な時期なのです。
また、家庭環境も大きく影響を受けています。


講演後の保護者からは、
「目からウロコでした」
「まず、親が変わらないといけないんですね」
という感想をいただきました。

【親が変わる】とはどういうことでしょうか。
それは、姿勢についてご自身で考えてみると分かることなのですが、ほとんどの場合
自分のことは棚に上げているようです。


普段の子どもの姿勢は親からどのように見えているのでしょうか。
多くの子どもは背中を丸めて顎を突き出したり、お腹を突き出して立っているようです。
食事や勉強の際は、やはり背中を丸め、中には片手を椅子に置いているケースもあります。
また、テレビを観る時はソファにもたれて、お尻が座面の前の方で、
ずり落ちそうな座り方をしています。

では、親はどうでしょう。
背中を丸めた立ち方、お腹を突き出した立ち方をしている親の数は
いずれも子どもよりも多いのです。
ということは、子どもよりも親の方が姿勢が悪い割合は高いということになります。

テレビを観る時はどうでしょう。
やはり、子どもと同様で背もたれにもたれて、背中は丸くなっています。
また子どもにはあまり見られませんが、大人では足を組む人も多く見られます。

岡山市立平福小学校2

子どもには食事や勉強の時にどのような姿勢で座ってほしいのでしょうか。
すると、全員が先ほどの背もたれにもたれた姿勢とは全く違う姿勢を望みます。
子どもにはきちんとした姿勢をして欲しい、
正しい姿勢をさせる、と考えることは正しいと思います。

しかし、それを言っている親が普段している姿勢、子どもに見せている姿勢は
どうでしょうか。
子どもに言っていることと、自分がしていることが矛盾していることに気づいていますか。

親は背もたれにもたれて背中を丸くして座ることが、楽だからしている。
それは良くないと思っているから、子どもには良い姿勢をしなさいと言う。
子どもは親に言われたらとりあえず直す。
でも、親と同じで背もたれにもたれて背中を丸くしている方が楽だから数秒で元に戻る。
それを見かけた親は、また姿勢を注意する。
その繰り返しがほとんどの家庭で行われていることです。

親自身がよい姿勢がしんどいと感じていることを、子どもに押し付けていることを理解していますか。
子どももしんどいのですから、続くはずがないのです。


本当に子どものことを思い、よい姿勢を身につけさせたいなら、まず自分からではないでしょうか。
よい姿勢が楽に当たり前にできるからだづくりをする必要があると思いませんか。
自分ができないことは教えられませんし、説得力はありません。

自ら実践し、普段から無意識によい姿勢でいられる姿を子どもに見せれば、
子どもも自然にお手本にするのではないでしょうか。

姿勢は健康との関連が大きいです。
子どものこれからを考えましょう。

親なら誰もが願うでしょう。
運動がしっかりとできて、勉強も好きな子どもになってほしい。
そのための第一歩は【姿勢】です。


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親育ち子育て講座を開催します。

『家庭でできる!姿勢教育
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子どもが大好きな「あ・そ・び」を通してよい姿勢になるからだづくり。
バランスボールを使って、からだとこころの
コントロール能力を高めます。
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・・体を動かすことが苦手なお子さん・・
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集中力や判断力も自然に身につき、より高い能力を発揮することが
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◆ お問い合わせは・・
山陽新聞カルチャープラザ 本部事務局
Tel   (086)803-8017
URL http://santa.sanyo.oni.co.jp/
《幼児クラス》
https://santa.sanyo.oni.co.jp/santa/pc/culture/showDetail.do?lectureId=44855
《小中学生クラス》
https://santa.sanyo.oni.co.jp/santa/pc/culture/showDetail.do?lectureId=44856

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福本智恵子
専門家

福本智恵子

Cosmos(コスモス)

「良い姿勢」とは「まっすぐ立つ」こと。それはヒトが生まれたときに遡る。約1年間をかけた発育発達過程を、赤ちゃんから大人まですべての人が学習・実践でき、「良い姿勢」と「効率の良い動き」が作れます

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