子どものスポーツで気をつけたいこと @ 真庭市しらうめスポーツクラブ
倉敷市立連島南中学校 学校保健委員会
「正しい姿勢で集中力を高めよう! ~よい姿勢は生きる力~」
倉敷市の中心部からは少し離れていますが、幼稚園・小学校も近くにあり、
周りに緑の田畑が広がる住宅街の中にある中学校です。
全校生徒364名、教職員20数名に加え、数名の保護者の方もご参加いただいていました。
今回の講演は、以前講師をさせていただいた中学校体育連盟の研修会に参加されていた
先生からご依頼をいただいたものでした。
研修会では体幹コンディショニングについての理論と実技を行いました。
部活動などで実践していただいていたようですが、
それでは追いつかないほど生徒の姿勢が悪いとのことで、
全校生徒に向けての講演と実技指導の依頼です。
中学校では姿勢の悪さを生徒自身に自覚させるため、文化祭で写真を展示するなど、
様々な工夫をされているようですが、なかなか自分のこととして捉えられていないことも
先生の頭を悩ましているところです。
姿勢が悪いかどうかを自覚するには、正しい姿勢をしてみるとよくわかります。
体育館で座る際はいわゆる体育座りですが、この座り方で正しく座れる人は、
大人も含め1%もいないのではないかと思われます。
骨盤は後ろに倒れ、脊柱は腰から後湾し、背骨全体は後ろにCカーブを描いています。
横から見ると完全に猫背です。
しかし、前を見るために顔を上げなければいけないので、首の骨は前へのカーブが
きつくなり、椎間板や神経に負担を強いる姿勢になっています。
中学生にとっては、この座り方が自分の体育座りとして何年もからだに染み込んでいるのですから、
正しい座り方を教えてもできるはずがありません。
中学生になるまで正しい座り方を教わっていないというのもありますね。
お手本を真似ようとしますがその通りにできないことで、初めて自分の姿勢が悪いと
気づくようです。
できれば、小学生のうちに、幼児のうちに正しい姿勢が当たり前のものとなるような
正しいからだの使い方を身につけさせておきたいものです。
講演では正しい姿勢はどのようにして身につけるかの、姿勢がもたらす良い影響・
悪い影響などのお話をします。
姿勢が悪いということは、体育やスポーツにおいては致命的です。
無駄がなく、しなやかな動きこそが運動動作を最高レベルに仕上げてくれるはずなのに、
関節可動域は小さく、力任せで、固く無駄な動きばかりでは上達するはずがありません。
動けないばかりではなく、ケガの可能性は大きくなりますし、すでにケガ・骨折や
慢性的な痛みの発生はかなり増加しています。
姿勢づくりの体幹コンディショニングは姿勢を調え、動くための準備をします。
準備ができた後、部活動などのスポーツを行うといつもと同じ感覚で動いても、
結果は驚くほど変化します。
できなかったこと、やりにくかったことがスムーズにでき、かなり練習を積まないと
出ないような結果が即座に出ますから、自分自身がビックリするようです。
姿勢が悪いよりは良い方がいい、硬いよりは柔らかい方がいい、動きにくいよりは
動きやすい方がいい。
そう思う人の方が多いと思いますが、どうすればいいのかが分からないようですね。
動いてみると分かります。
現状を知り、変化を感じると、後戻りしたくなくなります。
将来のある子どもたちのために大人は何をしますか。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
【 ABC Gym 】
・・・ 体幹を調えて「美しい姿勢」と「動きやすいからだ」をつくる教室 ・・・
● 『小・中学生の体幹コンディショニング講座』
成長期の子どものからだとこころの基礎をつくる
体幹コンディショニングとフィジカル&メンタルトレーニング。
姿勢が悪い、よく転ぶ・転びやすい、からだが硬い、
よくケガ・骨折をする、落ち着きがない、集中できないなど、
日常動作が円滑に行えない子どもが増えています。
ABC Gymでは、様々な身体刺激で神経系の発達を促します。
発育発達過程に則って、「あそび」ながら自分のからだの感覚を高め、
正しいからだの動かし方、関節や筋肉の使い方を学びます。
からだを動かすことを楽しみ、豊かな創造力や感受性を育み、
高い運動能力・調整力を身につけ、姿勢と動きの土台をつくります。
≪詳しくは・・≫
http://http://cosmos-c-c.jimdo.com/abc-gym/