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小学校「子どもの姿勢を考える」講演会・・・授業中の座り方

福本智恵子

福本智恵子

テーマ:講演・研修会



岡山市立横井小学校にて、保護者の方向けに
『子どもの姿勢を考える ~体力・学力・脳の働き~』と題して、
講演会でお話をさせていただきました。





前半の内容についてはこちらのコラムをどうぞ。
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/column/4758/

子どもの姿勢が気になる保護者の方も、ご自身のことについて
尋ねてみると気になるところはたくさんあるようです。

例えば「肩こり」
家事・育児で肩がこるお母さんだけじゃなく、
仕事でパソコンを使うからというお父さんも。

「腰痛」
これも多いですね。
たまに痛いという方から、慢性的に痛みがあるという方まで様々な症状。
前半で子どもの姿勢を真似ていただいた際に「この姿勢は腰が痛くなる」と
感じた方も多いのですが、姿勢が原因の方も多いのではないでしょうか。


これらの大人に多い「肩こり」「腰痛」は大人になってからなのでしょうか。
大体の方が大人になってからとか、仕事を始めてからといわれます。

若い方は学生の頃からとか、小学生の時からという声もあり、
このような症状が現れるのが徐々に低年齢化していると感じます。
それは、大人と同様に姿勢やからだの使い方の影響を受けているからなのです。


では、子どもは学校でどのような姿勢で過ごしているのでしょうか。
講演会の前に保護者のみなさんは授業参観でした。

しかし、45分間我が子の姿勢をじっくりと見ていた方はほとんどいらっしゃいません。
たぶん、「先生の話を聞いているかな」「授業内容が分かっているのかな」
「ちゃんと発表できるかな」などを気にされていたのでは。

子どももお父さん・お母さんが来ているのでやや緊張しているでしょう。
いつもよりもいいところを見てもらおうと頑張っていたのかもしれませんね。


しかし、普段の学校での様子は先生が一番知っています。
実際に子ども達は授業中にこのような姿勢で座っています。

・目の距離が10~15cmくらいと近い
・ 背中が丸い
・ 肘をつく、頬づえをつく
・ 体が傾いている
・ ダラっとしている
・ くにゃっとしている
・ 足を組む、足を広げる、膝を揃えられない
・ 斜めに座る
・ 片膝を立てる、足を椅子の上にあげる
・ 椅子の後ろ足2本に体重をかける
・ 身長に合った机が低く感じ、高めの机によりかかる
・ ノート・プリントが斜めに置いてある
・ いつもゆらゆら揺れている


これらはほんの一例です。
どうでしょう?
「あ~、うちの子こんな座り方してるしてる!」
「へぇ~、うちはこんな感じじゃないな・・」
「こんなに崩れてないと思うけど・・」


でも、よく考えてみてください。
これ、子どもばかりじゃないと思いませんか。
大人もあてはまる座り方をしていませんか。


今、ドキッとされた方はお子さんよりも前に
ご自身の姿勢やからだの使い方を改める必要がありますね。
「肩こり」「腰痛」は、姿勢やからだの使い方が
引き起こしていることに気づきますよね。

大人の元気が子どもを元気にします。
できることから始めましょう。



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福本智恵子
専門家

福本智恵子

Cosmos(コスモス)

「良い姿勢」とは「まっすぐ立つ」こと。それはヒトが生まれたときに遡る。約1年間をかけた発育発達過程を、赤ちゃんから大人まですべての人が学習・実践でき、「良い姿勢」と「効率の良い動き」が作れます

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