体幹コンディショニング教室@岡山市立中学校保健体育委員会
学校での授業中の児童・生徒の姿勢は、保護者が思う以上に崩れています。
私が授業中に見た姿勢で、驚いたうちのひとつは、
「寝そべって書く」ことでした。
それは体育館での体育の授業。
最後に授業内容をまとめる時間があります。
ほとんどの生徒は、座って書きます。
例えば、体育座りで教科書を膝に乗せて、その上に用紙を置いて書いたり、
床に置いて背中を丸めて書いていました。
しかし、そうではない姿を見た時、一瞬理解ができませんでした。
寝そべる????
体育の授業のはず・・・
もしかして家でも??
生徒には
「座って書こうや」
と声をかけましたが、
「座ったら腰が痛い」
というのです。
うつ伏せの方が腰が痛くないからというのが理由だったのです。
想像もしないことが目の前で起こることに、
以前は空いた口がふさがりませんでした。
かなり前になりますが、授業で座り方についての話をしたときです。
ある中学生に家での姿勢について尋ねました。
「宿題をする時はどういう座り方をする?」
「机ではしない」
「どこでするの?」
「床」
「???床に座るってこと??」
「ううん、床に寝て」
「寝て??」
この生徒は床にうつ伏せで、プリントやノートを書くのが
家での普段のスタイルでした。
「そんな姿勢だと書きにくいでしょ」
「書けるよ」
「しんどくない?」
「しんどくないし、座る方がしんどい」
「家の人は何も言わないん?」
「言わんよ」
この生徒はすでに成人しています。
もう寝そべって書くことは卒業しているのでしょうか。
椅子や床に座らず、うつ伏せで床に寝そべった姿勢で
勉強をする子どもをみたらどう声をかけますか。
わが子が家で宿題をしていたら・・
「机でやりなさい!」
これは普通ですよね。
「目が悪くなるよ!」
これも確かにそうでしょうね。
床と目の距離がかなり近いでしょうから。
あるいはそのままにしておきますか。
たぶん、いつも寝そべっていて、
何度言っても直そうとしないからではないでしょうか。
子どもは大人に言われると、その時は言われたように直します。
しかし、長続きはせず、すぐに元通り。
同じ事を何度言っても、できない、変わらない、変えようとしない。
大人は気になりつつも、仕方がないと思ってそのままにしてしまう。
子どもにも言い分があるのを知っていますか。
「やらないのではなく、できない」
子どもたちはわざと悪い姿勢をしているのではありません。
できないから直せないのです。
できるようになる方法を大人が教えてやればいいのです。
その方法をお伝えするセミナーを開催します。
詳しくはセミナー・イベントの
「子どもの姿勢がよくなる体操セミナー」をご覧ください。
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/232/