子どものスポーツで気をつけたいこと @ 真庭市しらうめスポーツクラブ
今までに一度や二度は「腰が痛いな~」という経験はあるのではないでしょうか。
たまに「腰が重たい」と感じる方から、
常にコルセットを巻いていないと動けないくらい不安を感じる方まで。
「腰痛」と一言では表されないくらい、からだの状態は人それぞれ違います。
職業や仕事の内容によって、腰に負担のかかる場合があります。
よく相談されるのは、介護職さんと保育士さん。
イメージできますよね。
日常動作に介助が必要な方の移乗動作や入浴は、
とても慎重に行なう必要があります。
子どもの場合は抱っこが多いでしょうか。
また、動きまわることが多い分、体力も要りますね。
先日、社会福祉法人の職員さん向けの研修会に招いていただきました。
職場の環境改善の一環としての研修会で、
『腰痛になりにくい体づくり』として、講話と実技をお伝えしました。
参加された職員さんは介護職の方がほとんどで、
看護師さん、事務職のかたでした。
お話を伺うと、慢性的な腰痛を抱え、
業務中はコルセットを巻いている方も多いようです。
慢性ではなくても腰痛があるとか、
予防的にコルセットを巻く方もいらっしゃいます。
腰痛は気にならないという方はわずかでした。
『腰痛になりにくい体づくり』のキーワードは
「腰への負担がない姿勢」と、
腰をサポートし、腰骨にかかる重さを軽減する
「お腹まわりの筋肉の活性化」です。
ストレッチポールを使って「腰への負担がない姿勢」に調えると、
みなさんからは驚きの声が上がります。
これは体験してみないと分からない初めての体感です。
「背中が広がった」
「隙間がなくなった」
「左右差がなくなった」
「腰回りが柔らかい」
「突っ張りがない」
姿勢が調うと、立っているだけでもすごく楽になります。
そして、その姿勢で安定した動きをするために
「お腹まわりの筋肉の活性化」をします。
普段いかに使っていないかがよくわかります。
「ん????」
「ちょっとしか動かない・・」
「きっつぅー」
今まで必要なところを使うことなく、
腰やその他の部位にばかり負担をかけて体を使っていたのですから。
「お腹まわりの筋肉の活性化」がされると、足がスーっと軽く上がります。
動いてみると今までが何だったの??というくらい軽く動けます。
片足立ちのような不安定な姿勢も安定感が向上し、
踏ん張る必要もなく楽に立てます。
脱力をして姿勢を調え、必要なところを活性化してやれば、
私達の体はいつでも楽で心地よい状態で
日常を送ることができるものを備えています。