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福本智恵子

福本智恵子

テーマ:生活習慣病(メタボ・ロコモ)・認知症


今日は『昭和の日』ですね。

私が子どもの頃は『天皇誕生日』でした。
そして『みどりの日』を経て、『昭和の日』に。

「平成」も23年になると、「昭和」という響きはかなり昔のような感覚です。
戦前・戦後、高度経済成長・バブルなど目まぐるしく変化した時代でもありますね。

目の前の生活はとても便利で、慣れてしまうとかつての生活を忘れてしまいます。
子どもの頃どのような生活でしたか?
年代によって異なりますね。
テレビはどうですか?
洗濯機はどんなものでしたか?

私が子どもの頃のテレビはチャンネルを回すものでした。
ガチャガチャ回し過ぎて、外れたこともありました。
洗濯機は脱水はありませんでした。
横にハンドルのようなものがついていて、洗濯物をはさんで回すのです。
すると洗濯ものがスルメのようにペッチャンコになって出てきます。

今ではテレビにはリモコンが必ずついています。
座っているところからテレビまで、立って歩く必要がなくなりました。
洗濯機は全自動です。
洗剤を入れてスイッチを押せば、脱水までしてくれます。
すすぎのために水を抜いたり、水道をひねったり、止めたりと、
度々洗濯機を気にする必要はありません。

家事だけではありません。
車に乗るようになると、公共の交通機関を使わなくなります。
家の前にある車まで玄関から数歩歩くだけ。
目的地についても駐車場が近ければ、車から降りてさほど歩かなくてもいいのです。
子どもの頃、ドラえもんの「どこでもドア」が欲しいと思っていましたが、
似たような生活をしています。

便利になったことで、効率がよくなり、時間の余裕ができました。
できなかったこともできるようになり、仕事がはかどり、余暇時間も増えます。
反面、自分で動かなくてもよくなり、体を使うことが少なくなりました。

健康診断を受けると血圧や血中脂質、心電図などによって
数値や波形の異常が見つかることがあります。
かつては「成人病」といわれていましたが、いまでは「生活習慣病」です。
成人の病ではなく、生活習慣によって引き起こされる病なのです。

生活習慣が変化し、便利で楽になった分、私達の体にはどのようなことが
起こっているのでしょうか。

楽=体への負担が少ない

のではなく、

楽=体を使わなくなって病気になる

時代なのです。

ゴールデンウィークにはいつもより少しだけ動いてみませんか。
体が喜ぶ声を聞いてみましょう。





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福本智恵子
専門家

福本智恵子

Cosmos(コスモス)

「良い姿勢」とは「まっすぐ立つ」こと。それはヒトが生まれたときに遡る。約1年間をかけた発育発達過程を、赤ちゃんから大人まですべての人が学習・実践でき、「良い姿勢」と「効率の良い動き」が作れます

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