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新時代のはじまり

下田茂

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テーマ:一息

 今年も残すところあとわずかになりました。新型コロナが出現して早2年、過去のセオリーを当てはめれば、今回のオミクロン株(第6波)で終息するということになりますが、果たしてどうなるでしょうか。
 改めて、この一年を振り返えると、時代を変えるような多くの変化があったように感じます。
 このコラムでも折りに触れて話題にしましたが、今は、80-100年周期の「時代の大変換期」に遭遇していると思っています。
 したがって、今年は「新時代のはじまり」を象徴する年になるのではと感じています。
 「時代の大変換期」では、「社会」,「経済」,「自然」,「政治」などの各分野の「大転換」が同時に起きると言われています。もちろん、この場合の同時とは一緒という意味ではなく10-20年程度のスパンになります
 その意味で、今年の「社会」変化は、新型コロナによる「密防止」を基点とした大きな象徴的変化と感じています。
 また、今後は「経済」の変化も無視できないと思っています。私は「株」は買いませんのでセンセーショナルな表現になってしまいますが、「株」の暴落も日に日に迫っているように感じています。「株」は一見安定しているように見えますが、今年一年間は全く上がってはいません。歓喜して年末を迎えた20年ほど前のバブル崩壊を思い出します。
 さらに、「自然」に基づく変化も今後大きな要素になることは容易に想像できます。
 SDGsや脱炭素化は避けて通れないキーワードであり、特に、EV(電気自動車)化へのシフトは日本にとって最重要課題です。シフトへの消極的な思考は、即、後退的思考になるため、経済,社会,政治などの面でも日本にとって致命的要素になると思います。
 一方、「政治」の変化も今回の衆議院選挙からその兆しを感じ取れます。多分、社会,経済,自然等の変化の後に、最終段階としてその変化が来ると思いますが、昔であれば、人的集団による一揆などの手段が考えられますが、今は、SNSが発達したため、我々一般人も容易に一揆に参加できる時代になっています。加えて、今後は、米中対立など、「国際」情勢も注意する必要があります。
 このように、この一年を改めて振り返えると、「新時代のはじまり」を象徴する年ではと感じてしまいます。
 ともあれ、個人的には、新型コロナに感染することもなく、この一年無事に過ごすことができ、また、皆様には大変お世話になりありがとうございました。
 皆様には、お体にお気をつけ、よいお年をお迎えくださいますようお祈り申し上げます。

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下田茂
専門家

下田茂(弁理士)

みらい国際特許事務所 長野オフィス

個人から企業及び大学発明まで幅広く対応し、高い特許登録率を維持しています。持前の知財センスに基づき、特許権や商標権の取得はもちろんのこと、依頼者に満足して頂けることを第一に、広く深くアドバイスします。

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