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今は「新しい時代」への踊り場

下田茂

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テーマ:一息

 コロナ禍も災害レベルになってきました。東京では、実際の感染者状況を正確に把握できていないため、専門家から「制御不能」といわれています。
 自動車が「制御不能」といえば暴走を意味し、一台なら兎も角、たくさんの自動車であれば、SFの世界になってしまいます。「コロナ疎開」の言葉も使われるようになっており、まさに、戦時の様相を呈してきました。
 このコラムでも、現在は「時代の大変換期」に遭遇しており、昨年のはじめから自分の考えをシリーズ的に書いてきました。
 宇宙は、一定のサイクルで進んでおり、今は、80~100年周期の中における「踊り場」にあると思っています。
 つまり、今までの「古い時代」から、これからの「新しい時代」への「踊り場」、言い換えれば、「移行期間」であり、混沌とした不安定な時代は、しばらく続くのでは思っています。
 今から100年ほど前の前回の「踊り場」では、「スペイン風邪」が発生しました。このときは世界大戦中でした。100年前と今の二つの「踊り場」を比較すれば、いずれも「新しい時代」が始まる前夜に似ていると思っています。
 100年前は、まだ情報が少なく、「未知の恐ろしい疾病がはやっている!」ということで、誰かから言われるということではなくみんなが自発的に自粛していたと想像できます。
 一方、今は、都市部への一極集中,交通手段,通信手段,飲食業などは、比較にならないほど進歩及び増加しているとともに、ワクチンなどの医学分野の進歩も併行して進歩しており、ある意味、バランスが取れています。
 100年前の「スペイン風邪」を教訓にし、時代背景から「新型コロナ」を見れば、「新型コロナ」の昨年の流行は、第1波かもしれません。そして、本格的な第2波は、今年の秋から冬にかけて到来する可能性もあります。したがって、まだまだ気が抜けない状態が続くと思われ、個人的にも十分に注意したいと思っています。
 以前のコラムにも書きましたが、「新しい時代」に向けての「社会」,「経済」,「政治」,「自然」等の様々な分野の「大転換」現象は、今しばらく続くと思っています。
 大きな時代サイクルのトレンド期では、その変化について行くことが必要であり、古い価値観に捕らわれていては、自分のベクトルが時間とともにトレンドのベクトルから離れてしまいます。
 特に、このようなトレンド期では、未知の部分が多い故に人間の本質が現れてしまいます。古い時代では通用していたウソやゴマカシが通用しません。
 世の中のウソやゴマカシを見抜き、正しいと信じた自分の意思で生きることが、より重要になってきており、改めて、人間として「謙虚」に生きる重要性を感じています。

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専門家

下田茂(弁理士)

みらい国際特許事務所 長野オフィス

個人から企業及び大学発明まで幅広く対応し、高い特許登録率を維持しています。持前の知財センスに基づき、特許権や商標権の取得はもちろんのこと、依頼者に満足して頂けることを第一に、広く深くアドバイスします。

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