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時代の終わり~始まり

下田茂

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テーマ:一息

 師走に入り1年が過ぎようとしています。本年も皆様には大変お世話になりありがとうございました。
 さて、今年の終わりは1年の終わりと同時に、「平成」の時代が終わる年にもなります。来年(5月1日)からは新しい時代が始まります。
 年号は、時代を想定して付けているわけではないと思いますが、結果的に、年号は、時代のイメージと密接に結び付きます。
 「昭和」の時代は、始めの頃に大戦があり、その後、三種の神器といわれた白黒テレビ,洗濯機,冷蔵庫がはじめて出現しました。
 今は、テレビも8K時代へ移行し、さらにネットによる情報の波が押し寄せています。
 「昭和」という時代を振り返えれば、自分も生きてきた時代であるにもかかわらず、単に「平成」の前の時代というよりも、ずーと前の時代のように感じてしまいます。
 「平成」の時代から次の「○○」の時代は、どのような大きな変化が待ち受けているのでしょうか。想像もつきません。
 ところで、年末の流行語大賞も話題になっています。個人的には、「AI」などが候補に上がります。これからは、「IoT」→「ビッグデータ」→「AI」→「IoT」…のスパイラル的な進化が起こり、ロボット(機械)も加速度的に進化し、近い将来、人間に近づくことは間違いないと思います。
 「パーソンオブインタレスト(犯罪予知ユニット)」という米国TVドラマがありますが、膨大な個人データ(ビッグデータ)を(IoT)により収集し、犯罪に結び付く人を予測(AI)することにより、事前に犯罪を防ぐという近未来的なTVドラマです。
 渋谷ハロウィンでの軽トラ転倒事件の犯人が捕まったニュースなどを見ていると、このTVドラマにそっくりです。改めて進歩の早さを感じます。
 知らない間に、「ニンゲン」が「ろぼっ人」に管理されている時代になっているかもしれません(既に管理下におかれているかもしれませんが)。
 ということで、来年のこのコラムでは、「AI」,「IoT」,「ビッグデータ」等が知的財産とどのように関係するかなどの話題を取り上げてみようと思っています。
 少し早いですが、皆様におかれましては、よいお年をお迎え下さいますようお祈り申し上げます。来年もよろしくお願い申し上げます。

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下田茂
専門家

下田茂(弁理士)

みらい国際特許事務所 長野オフィス

個人から企業及び大学発明まで幅広く対応し、高い特許登録率を維持しています。持前の知財センスに基づき、特許権や商標権の取得はもちろんのこと、依頼者に満足して頂けることを第一に、広く深くアドバイスします。

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