「時間」の概念は存在するのか?
このコラムも、一応、初期目標とする20件に達しました。そこで、今回は、ちょっと変わったテーマに目を向けたいと思います。
東日本大震災の後、自然の驚異故に、自然、更には宇宙(地球)について目を向けた人も多いのではないでしょうか。私もその一人です。
今、「パラレルワールド」という言葉がインターネット上でもよく出てきます。電気や機械の分野でも「パラレル」と「シリアル」という言葉はよく使われます。「パラレルワールド」は、並行世界、つまり同時に複数の世界が存在している考え方です。
現在、我々が認識している世界は、時間軸に沿った「シリアルワールド」(四次元世界)ということになりますが、「パラレルワールド」は時間軸のない世界、つまり、想定される無限数の世界が複数並行して存在する考え方であり、見方を変えれば、無限数の世界が既に出来上がっており、我々は自己の意識に従って、瞬間瞬間、一つの世界を選択している考え方にもなります。この考え方からすると、例えば、私が宇宙飛行士になっている世界も既にパラレルワールドとして存在していますが、単に私の意識がそれを選択していないことになります。
そんなことあり得ない、ということになるかもしれませんが、このように考えると、「デジャブ」,「予言」,「時間長の感じ方」・・・など、通常の知識では理解しにくい不思議な現象の多くが説明できてしまいます。また、発明のもとになるインスピレーション(ひらめき)なども大きく関係しているかもしれません。
「自然」や「宇宙」について、我々が知っていることは表面的なほんの僅かな部分にすぎず、まだまだ無知の部分が無限にあるといえます。結局のところ、ほんとうのことを知ることはできませんが、現実の今という世界をありのままに受け入れ、謙虚に生きて行くことが宇宙の道理に沿った最も自然な生き方ではないかと思っています。