「新幹線の車中にて」 (下り編) その2
先日、しばらくぶりに薬局に行き、病院からの処方箋と お薬手帳を出した時に、
薬剤師さんに言われたひと言です。
震災の年に足にけがをして、以来飲んでいるお薬なのですが、
年末年始の慌ただしさに取り紛れて、お薬を頂きに行きそびれていました。
長年飲んでいて、実際に薬の効能が、はっきりと自覚できていなかったこともあって、
「別に飲まなくてもいいかなあ」 と、勝手に思っていたところでした。
「お薬、久しぶりですね」 という薬剤師さんの言葉に、
「これって、やっぱり飲んでた方がいいんですか?」 と聞くと、薬剤師さんが答えてくれました。
「このお薬はとてもいいお薬なので、続けて飲んでくださいね!!」
この言葉を聞いたとき、何だかとてもホッとした気持ちになって、
「やっぱり、きちんと飲もう!」 と思いました。
病院ではいつも、「どうですか調子は~?お薬いつもの通り出しときますね~!」 で診察は終わるので、
私自身それ以上詳しく尋ねることもありませんでした。
「お薬のプロの人が言うんだから間違いない!」
何だか、両肩をそっと抱かれて、「大丈夫」 と勇気づけられた感じでした。
「このお薬はとてもいいお薬なので、続けて飲んでくださいね!!」
安心感のある優しい言葉でした。