天気の急変にご注意ください。

笠中晴司

笠中晴司

テーマ:時事ネタ「交通事故」

先日は,関東地方で,観測史上初という11月下旬での積雪がありました。

他人事ではなく,もちろん,関西でもおこりうるのが天気の急変です。

少し前のコラムで,雨の日の事故の発生の多さにつき,書いたことがあります。

つまり,雨の日は,路面が濡れて滑りやすいので,制動距離(ブレーキを踏んでから停止するまでの距離)が,晴天の日と比べて,かなり長くなるというデータを示して,事故が多くなる理由を説明しました。

もちろん,制動距離が長くなるという要素以外にも,雨の日は,晴天の日に比べて周りが暗かったり,ガラスにつく雨粒で視界が悪くなったりする結果,危険を発見するのが遅れるという要素も大きいと思います。

しかし,それ以上に恐ろしいのが,雪の日や雪が積もった状態でしょう。

いくらスタッドレスタイヤ等を履いていたとしても,滑り出したら,数十メートル進んでしまう事例もあります。

雪が舞っていたりすれば,周りは見えづらく,雪や霜がついたガラスの視界は雨の日以上に悪いでしょう。

そんな日の事故率の大きさは,雨の日以上です。

雪等の天気の急変に備えて,チェーン等を用意することも大切でしょうが,天気の急変が予想される日は,むしろ,運転しないほうが良いでしょう。

やむを得ず,運転せざるを得ない場合は,チェーン等万全の備えをし,スピードを落とし,周りに最大限の注意を払って運転する等,いつも以上の注意をもって,運転するべきです。

ただ,それでも,周りの車が滑ってきて,ぶつかってくるということもあり得るのが,交通事故の恐ろしいところです。

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笠中晴司
専門家

笠中晴司(弁護士)

丹波橋法律事務所

大学卒業後,民間企業(地元銀行)で10年間勤務。その後,志をもって弁護士を目指し,弁護士になってから丸17年の経験を積みました。経験に基づく,バランス感覚は,他の弁護士より優れていると自負しています。

笠中晴司プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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