暑っ!!
先日は,関東地方で,観測史上初という11月下旬での積雪がありました。
他人事ではなく,もちろん,関西でもおこりうるのが天気の急変です。
少し前のコラムで,雨の日の事故の発生の多さにつき,書いたことがあります。
つまり,雨の日は,路面が濡れて滑りやすいので,制動距離(ブレーキを踏んでから停止するまでの距離)が,晴天の日と比べて,かなり長くなるというデータを示して,事故が多くなる理由を説明しました。
もちろん,制動距離が長くなるという要素以外にも,雨の日は,晴天の日に比べて周りが暗かったり,ガラスにつく雨粒で視界が悪くなったりする結果,危険を発見するのが遅れるという要素も大きいと思います。
しかし,それ以上に恐ろしいのが,雪の日や雪が積もった状態でしょう。
いくらスタッドレスタイヤ等を履いていたとしても,滑り出したら,数十メートル進んでしまう事例もあります。
雪が舞っていたりすれば,周りは見えづらく,雪や霜がついたガラスの視界は雨の日以上に悪いでしょう。
そんな日の事故率の大きさは,雨の日以上です。
雪等の天気の急変に備えて,チェーン等を用意することも大切でしょうが,天気の急変が予想される日は,むしろ,運転しないほうが良いでしょう。
やむを得ず,運転せざるを得ない場合は,チェーン等万全の備えをし,スピードを落とし,周りに最大限の注意を払って運転する等,いつも以上の注意をもって,運転するべきです。
ただ,それでも,周りの車が滑ってきて,ぶつかってくるということもあり得るのが,交通事故の恐ろしいところです。