交通事故体験記2~発生から示談成立まで~

笠中晴司

笠中晴司

テーマ:個人ネタ

いよいよ本題に入ります。

1 H25.8.7 PM5:10ころ 交通事故発生

私は,仕事帰りに自動車に乗り,前の交差点の赤信号に従い停止していました。
信号からは少し渋滞していて,私の車は5,6台目あたりに停止していました。
また,後にも車が連なっており,直後の車も停止したような感じでしたので,
後から衝突されるなどまったく想定できないような状況でした。

しかし,突然,後方から「ズドドドーン」という衝撃があったのです
(1回の強い衝撃ではなく,1回あたってさらに突き上げるような衝撃でした)。
私は,前記のような状況でしたので,まさか後から追突されるとは思えず,
最初は何が起きたのか理解できませんでした。

ただ,地震などではないようですので,「追突かな」と思い,
私は,運転席から降りて,自分の車の後部を確認しました。

私の車の後部も,パッと見は,ほとんど傷はありませんでしたが,
よく見るとバンパーの中央部付近に傷がありました。
また,私の車にあたったであろう,後の車も見てみると,
ちょうど私の車のバンパーと高さが一致するあたりの前ナンバープレート部分が
曲がっていました。

そこで,ようやく,後の車が私の車に追突してきたという確信を持ちました。

しかし,後の運転者はすぐには降りてこられず,私は,後の車の人に声をかけて,
「あたりましたよね。」と確認し,ようやく,その方は降りてこられました。

2 事故後にやるべきこと

警察を呼び,警察が来るまで,少し車を左に寄せて待つこととしました。
(この点,可能であれば,事故の状況のまま,警察を待つのが良いのかもしれませんが,
軽微な事故の場合は,事故後の交通の邪魔にならないよう,移動させることはやむを得ません。)

警察が来るまでの間に,相手の方とは,連絡先の交換をし,
保険加入の有無も確認し,保険は入っているということでした。

また,損傷状況を保全しておくため,
私の車と相手の車の損傷部分の写真もとっておきました。

以上が,発生から,警察を呼ぶまでの流れです。

3 ポイントの確認

事故直後の対応でのポイントは,「警察を呼ぶこと」,「相手の連絡先と保険加入の有無の確認」,
そして,「証拠の保全」です。

警察を呼ぶことは,まず基本中の基本ですので,必ず行う必要があります。
それがなければ,事故の存在自体から争われる可能性があります。

次に,相手の素性確認と保険加入の有無は,今後の賠償請求に必須です。

さらに,事故直後は,非を認めていた加害者も,後日,その証言を覆すことはいくらでもあります。
ですので,証拠の保全として,最悪,損傷状況や現場の写真を残すことが必要です。
また,ややこしそうな感じの場合は,相手の発言を携帯電話などで録音しておくことも有益です。

これらのことを,事故の直後は考えて,冷静に行動してください。


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笠中晴司
専門家

笠中晴司(弁護士)

丹波橋法律事務所

大学卒業後,民間企業(地元銀行)で10年間勤務。その後,志をもって弁護士を目指し,弁護士になってから丸17年の経験を積みました。経験に基づく,バランス感覚は,他の弁護士より優れていると自負しています。

笠中晴司プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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