お客様がもうかる仕組み
税理士に支払う「顧問料」って何なんでしょう。「顧問料」を支払うことによってどんなサービスが受けられるのでしょう。税理士によって範囲や内容が異なるようですので契約時に確認しておきましょう。税理士に何を期待するかで変わってきますので。
私は「顧問料」を顧問先に具体的なサービスを提供しての対価と考えています。ですから毎月顧問料を支払っていただくなら毎月何らかの顧問先に役に立つサービスを提供するようにしています。顧問料を受け取らず、具体的な業務を提供したその都度料金を受けることもあってもよいと思いますが、結果的に顧問先にとって割高になってしまうようですので顧問料として受けています。私は顧問先がご自身で記帳されることをお勧めしていますので記帳料は顧問料とは区別しています。
顧問料は何かあったときの”用心棒”代みたいなへんな話もありますが、”何もしない”税理士に「顧問料」を支払う必要はないように思います。”用心棒”を雇わないといけないような商売ならそれ自体の方が心配ですよね。
日頃からお付き合いさせていただいているとその会社や経営者個人、さらにそのご家族などについて経理、税金、法律に関わることが些細なことも含めて結構あるものです。たとえば、商売上の取引のこと、従業員の労務管理のこと、銀行のこと、役所との関係、将来の相続のことなどなどです。
私はご相談いただいたらこれらの問題にも関わっていくようにしています。役所などへの煩雑な手続きのサポートや代行は任せてもらいます。いろんな問題についてスッキリ解決できないことも多いのですが、資料などを作りながら顧問先といっしょにいろいろやってみて前に進めていくように勤めています。
具体的なサービスをご提供することで「顧問料」のコスト計算ができます。それをもとに顧問先に金額をご提示させていただいています。新しく顧問契約をさせていただいた顧問先の話を聞いていると、”相場はこのくらい”で顧問料を決めるとやはり顧問先には割高になってしまうこともあるように思います。なによりもサービスの内容とのバランスですね。
それともうひとつ。相手が税理士だからと遠慮して言いたいことが言えず、”そんなものかな”っと思って黙っておられる方が結構多いですね。それはまったく無用です。他の取引先と同じように付き合えばよいのですから。”高い!”と思えば”高い!”と言ってください。いろんな税理士に見積もりを出させて、比べてみて、納得のいく税理士を見つけてください。