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その“良い人”像、本当にあなたを幸せにしていますか?

泉野晶代

泉野晶代

テーマ:対人関係

あなたがもっと楽に生きられるようになるために、
今日はひとつの「思い込み」を
手放すヒントをお伝えします。

まず、
あなたの中にある「正しさ」を、
少し疑ってみてください。

人は間違いには気づきやすいのですが、
「自分が正しいと思っていること」には、
なかなか目が向きません。

でも、その“正しさ”を見直すことで、
心がふっと軽くなることがあるんです。

たとえば、
「御礼を言う人は正しい人」
「話を聞いてくれる人は良い人」
「話が合う人は安心できる人」
そう思っていませんか?

もしそうなら、反対の人はどうでしょう。
御礼を言わない人は「失礼な人」、
話を聞いてくれない人は「冷たい人」、
話が合わない人は「苦手な人」——そんなふうに見えてしまうかもしれません。

この考え方は、実はあなた自身を
苦しめることにもつながっています。

たとえば、
心から嬉しくないのに御礼を言わなければならない。
聴きたくない話にも付き合わなければならない。
苦手な人にも、優しく接しなければならない。

こうして「〜しなければ」「〜すべき」と自分を縛っていくと、
知らず知らずのうちに、心が疲れていってしまうのです。

● 嬉しくないのに御礼を言えば、心は嘘をつくことになります。
● 聴きたくない話を無理して聞けば、イライラがたまります。
● 嫌いな人に無理に優しくすれば、怒りに変わることもあります。

これが毎日のように積み重なっていくと、
慢性的なストレスとなって、
あなたの心に重くのしかかっていくのです。

さらに悲しいのは、
「正しくできなかった自分」を責めてしまうようになること
「私はダメだな…」「ちゃんとできない自分は価値がない…」と
自己否定につながってしまうことがあるのです。

でも、ちょっと視点を変えてみましょう。

相手が御礼を言わなかったら、
「きっと忙しかったんだろうな」

話を聞いてもらえなかったら、
「今は余裕がなかったのかもしれない」

話が合わなかったら、
「自分の世界が広がったんだな」

そんなふうに受け止めてみてください。

相手を責めるのでも、自分を責めるのでもなく、
ただ「そうなんだな」とゆるやかに受け入れていくことで、
あなたの心は、もっと自由に、もっと軽くなっていきます。





あなたが楽になっていきますよ。

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泉野晶代
専門家

泉野晶代(メンタルコーチ)

office is. (オフィス イズ)

日常で役立つコミュニケーション心理学と、愛着の問題と境界線で「生きづらさ」の解消を目指す。

泉野晶代プロは高知放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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