人の足は身体の土台柱です
最近のスニーカーブームの影響で、60代以上の高齢者の方々の足元も、スニーカーが席捲しています。
軽く、柔らかくてクッション性に優れ、カジュアルな装いにも自然なコーディネイトができるスニーカーは、老若男女の足元を飾る最も一般的な履物になったようです。
当相談室で「足の保健靴」としての革靴を補正加工して履いていらっしゃる方の中にも、今流行りのスニーカーが履きたいというご相談があります。
けれども残念なことに、筋力の低下が著しい方や骨格の崩れが強い方には、一般的なスニーカーを推薦することは出来ません。
ご自身の荷重をしっかりと受け止めるだけの足の筋力や機能が低下した方や、すでに骨格のアンバランスが生じている方に、軽くてクッション性に富み、柔らかいスニーカーを履かせることは、フカフカの敷布団の上を歩かせるようなもので、足の骨格を支えられないために不安定な歩行にさせ、身体のバランスを保てないまま歩くことになって、履いた瞬間は気持ち良くても、それなりの時間を歩いていれば、返って疲れや痛みが出ることになりかねません。
そういうわけで、どんな方にもスニーカーを勧めるわけにはいかないのが現実なのです。
勿論、ある程度の足の筋力や機能が維持されている方ならば、安定性のある底のスニーカーにオーダーインソールを組み合わせて履いて歩いて頂くことは問題ないのですが・・・。
足は自立を支え、健康寿命を支えるという大事な機能を担っています。
ですから足の健康が損なわれると、立ったり歩いたりするのが辛くなり、行動範囲が制限されることによって、ますます運動不足になって筋力の低下を招いてしまいます。
実は足の機能低下の原因の多くは、病気や事故によるものでなければ、そのほとんどが生活習慣によるものだと言えるのです。
例えば機能よりもデザイン重視で靴を選んだり、正しい靴の履き方や歩き方を怠ったりと、そんな生活習慣が続くことで、次第に足の健康を損なうことになるからです。
一般的に、足の健康に対する知識や意識は、他の健康に対する関心と比べても低いのではないでしょうか?
現実には60歳を過ぎた頃から実際に足の衰えを感じるようになって初めて、「足の健康」を意識したという方がほとんどだと思います。
そんな足の健康に対する知識や関心を若いころから持っていただき、自立や健康寿命を支える足の健康維持が日常生活の中で守られる事によって、高齢を迎えてからの生活の質の向上に繋がるのだと思います。
只今、「足の無料カウンセリング」のご予約を受け付けています。
「足の無料カウンセリング」は、お一人様30分~50分ほどのお時間を要しますので、あらかじめお電話で日時のご予約をお願いいたします。
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また、「足の保健靴」の作成や「オーダーインソール」の作成をご希望される場合は、別途作成時間が掛かりますので、予めご了承下さい。
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