足の痛みとその原因 #1

小黒健二

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テーマ:外反母趾と足裏の指の付け根の痛み

・外反母趾
足の痛みに対するご相談で一番多いのが、「外反母趾」に関するものです。
ご存じの方も多いと思いますが、外反母趾は足の親指の付け根の関節が「くの字」に曲がり、曲がり角である関節の出っ張りが腫れたり、靴に圧迫されたりして痛みを生じる足の障害です。

「外反母趾」の原因として考えられるのは、「靴の選び方や履き方」等により、足指を動かす筋力が低下してしまう「生活習慣に起因する」場合が多いのではないかというのが、長年にわたってご相談をお受けしてきた立場としての経験上の実感です。

なぜなら、ヒールパンプスを履き続けたご婦人やサッサと脱ぎ履き出来るスリップオンタイプの靴(ローファーなどのビジネスシューズ)を履き続けた男性や学生、靴ひもを緩めたままスニーカーなどを履き続けている方などに多く見られるという事実があるからです。
そこに、遺伝的要素や運動不足などの要因が重なってしまうと、「なり易い」かどうかの個人差として表れてしまうのかもしれません。

・中足骨骨頭部痛(ちゅうそつこつこっとうぶつう)
「外反母趾」と連動する場合が多いのですが、いわゆる足裏の人差し指や中指等の指の付け根に出る痛みの事です。
足裏に角質やタコが出来て悩む方も多いです。

原因としては、足指を動かす筋力の低下により、親指と小指の付け根を通る線上に形成されている「足の横アーチ」が扁平になって、足裏の人差し指や中指等の付け根の骨が床や靴底に押し付けられて、骨の付け根(骨頭)に痛みを生じるという足の障害です。

実は、中足骨骨頭部痛の原因となる「足の横アーチ」が扁平になる状態を「開張足(かいちょうそく)」と言うのですが、この「開張足」が「外反母趾」の原因になる場合が多いのです。
その意味でも、外反母趾と中足骨骨頭部痛との関係は深いと言えます。

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