ローファーはつらいよ! ー学校編ー

小黒健二

小黒健二

テーマ:足と靴

日本では、学生靴として当たり前のように履かれ続けている「ローファー」。
この靴の名前の意味は、日本語に訳すと「怠け者」。
つまり、靴ひもが無い室内履きから派生した靴なので、靴ひもを結ぶ手間を面倒に思う「怠け者」が好む靴だから「ローファー」という通称になったようです。

そんな「ローファー」が通学履きと指定され、成長期の子供の足の健康を損なっている現実が未だに見直されないのはどうしてなのでしょう…?
そういえば、スニーカーでも、靴ひも無しで手を使わずに脱ぎ履きできるタイプが大人気なのだとか…。
足の健康よりも簡単便利が支持されるという事なのでしょうか?
というより、「足の健康」と「靴」との関係性がよく分からない、教えてもらえないという状況が、簡単便利に流されてしまう原因になっているような気がします。

特に女子学生の母親からの相談が多い案件の一つが「ローファー」が原因による足のトラブルや足に合わないというご相談です。
「外反母趾」や「巻き爪」や「足裏の痛み」や「靴ずれ」による足のトラブルが、「ローファー」を履き始める中学生や高校生の「足と靴」の悩みの多くを占めているのです。

本来なら、ローファーを履くのをやめて、靴ひものあるスニーカーなどに履き替えれば、取り敢えずは多くの足のトラブルを解消する状況に持っていけるのですが、皆と違う靴を履くのが嫌だという本人の気持ちや「異装届け」を出さなくては認めてもらえないという様々なハードルが横たわっているため、すんなりと解決には至らない場合もあります。

足の健康は、身体の健康とは違って、あまり気にしないというか、相当酷い状態にならないと意識されないようです。
自立を支える足の健康の大切さは、足や膝が痛くて歩くのが辛くなるところまで追い込まれないと認知してもらえないというのは、いい加減、見直して欲しいものです。

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足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

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