病気によって起こる「足の障害」と靴との関係

小黒健二

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テーマ:足と靴の悩み

10月7日(土)に東京都八王子市の東京多摩未来メッセで開催された「全国ヘモフィリアフォーラム2023」にて、「考えてみよう、おとなの靴、こどもの履」というテーマで、講演をさせて頂きました。

血友病という遺伝性の病気によって、主に男性が血液凝固異常症による関節障害を起こし、足関節や膝関節や股関節などの可動が悪くなり、歩行や生活に支障が生じるという病気の存在を、今年になって初めて知りました。
外反母趾や変形性膝関節症や変形性股関節症やリウマチなどによる足と靴の相談を26年ほど受け続けてきましたが、血友病による関節障害というものに悩んでおられる方が存在するという事は、全く知りませんでした。

事故や病気によって起こる「足の障害」には、まだまだ知らない原因があるのだという事を改めて認識させられました。
そして、もう一つ、「足の障害」に対する「靴」の役割への認知が、非常に低いままで、歩行や生活に支障が出ている状況に悩んでいる方の多さに驚きました。

講演会の後、何人かの方から直接、質問や相談を受ける時間があったのですが、その方たちの足元を見ると、ほとんどの方が軽量で柔らかいスニーカーを履かれていて、しかも紐無しのスリップオンタイプであったり、靴ひもを緩めっぱなしで履いていたり…。私たちの生活の基礎として、「足の健康」に対する認識があまりにも低いという事実に愕然としました。

どんな靴が足に良いのかという基準をいくら言葉で語っても、具体的な事は、ほとんど伝わりません。それよりも、今履いている靴の紐を締め直して、歩き比べて頂いた方が、実感を伴って理解して頂けるのです。
そんな事を講演会の後の反省も込めて、実際に一人一人の悩みに具体的に実践を伴って経験して頂く事で、より理解を深めて頂けるという事の重要性を、再認識させられたのでした。

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小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

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