IP外反母趾
40代から60代の女性の約8割が足に悩みを抱え、28%の方が「外反母趾」に悩んでいるという調査結果があります。そして、60代の方に限ると、「外反母趾」の割合が33.6%に増えるのだそうです。
私も「どうして外反母趾になるのでしょうか?」というご質問をお受けする事が多いのですが、その都度「一番の原因は生活習慣だと思いますよ。」とお答えしています。
なぜなら、外反母趾になるメカニズムとして一番多いのが、足の親指と小指を結ぶ線上に形成されていた「足の横アーチ」が扁平になり、足の横幅が広がり始める「開張足」が起きるケースだからです。「足の横アーチ」は足指が地面や床を踏ん張る筋力で維持されているのですが、足指の動きを束縛するような「靴」や「靴の履き方」や「歩き方」などの足回りの環境要因によって筋力の低下が進むと、「足の横アーチ」を維持できなくなって「開張足」になってしまうのです。
外反母趾になり易い靴として、ヒールパンプスが代表格に挙げられますが、スニーカーを履いていても足指を束縛するような条件が揃えば、外反母趾になってしまうことがあるのです。
一般的に靴のデザインは、靴先がスリムな方が美しく見える傾向があります。
また、スピーディに脱ぎ履き出来る靴を選択しがちで、靴紐があっても紐を結びっぱなしにしてサッサと脱ぎ履きする傾向があります。(正しい靴の履き方など教わりませんから)
そして、正しい歩き方を教わる機会もありません。
実は、上記のような足回りの環境が、足指の筋力低下の要因となり、「開張足」になってしまう原因になっているのです。
「開張足」で足幅が広くなっていくのに対し、スリムな靴先で足指が閉じ込められ続ければ、親指の付け根と指先で逆方向の力が働き、親指の付け根を基点として指先が「くの字」に曲がってしまいます。このようなメカニズムが働いて「外反母趾」になってしまうのです。
このように、生活習慣が要因となって足指の筋力が低下して「外反母趾」になってしまうのですから、生活習慣を見直せば、「外反母趾」は予防改善することが出来るというわけなのです。
「足と靴の相談室」は、外反母趾や扁平足や足底筋膜炎や足裏の痛みやタコ、ウオノメになる原因を調べ、足を的確にサポートして快適な歩行に導く靴をご提供しています。
また、スポーツや職域シューズを履かれる方には、オーダーインソールのご提供もしています。
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