足が痛くてレインシューズが履けない
当相談室のオリジナル健康靴はドイツ整形外科靴技術のノウハウを取り入れて設計され、国内の協力メーカーに委託して生産しています。
日本人の様々な足のトラブルのデータに基づき、インソールベースや靴の安定性や補正加工を施すことを考慮した仕様になっています。
さて、本日ご来店いただいたご婦人の「足と靴の相談」の中で、靴の機能とインソールとの関係やデザイン性に関する興味深いやり取りがありました。
このご婦人は足裏の指の付け根周辺の痛みに悩んでおられたのですが、今まで靴屋さんで様々な靴を購入したり、インソールをお作りになった経験をお持ちでした。
当相談室にご来店された理由は、何をやっても足裏の痛みが改善されなかったからという事でした。
早速、足のカウンセリングをさせて頂きました。
足の横アーチの低下による「開張足」と「外反母趾」と足首が体の内側に向かって倒れ込む「足首の回内」になっていました。
また、たくさん歩くと左足の脛が痛くなるという事なので、「足首の回内」により、脛の腱が引っ張られることによる痛みではないかと推察されます。
早速、健康靴に簡単なサポートを組み込んだテストシューズを履いて歩いて頂きました。
「あら、全然痛くなくなった。なんで?なんで?」とご婦人。
「しっかりと足をサポートする健康靴と靴に組み込まれたインソールによるサポートで、足裏にかかる負担が軽減されたからですよ。」と説明する私。
「うわー、よかった!じゃあ、このインソールを作ってもらえば良いのね。」とご婦人。
「えっ?インソールだけじゃなく、靴との組み合わせで足をサポートする効果が発揮されているんですよ。」と私。
「ええっ?でも靴はいらないわ。それに、この靴は私の好みじゃないし・・・。もっと恰好の良い靴なら別だけど・・・。」とご婦人。
「でも、インソールと足を支えるのが靴の役割なんですけどねえ。」と私。
そこで、少しデザイン性があると思われる健康靴に同じサポートを組み込み、履いて歩いて頂きました。
「あら、この靴じゃ痛いわよ。さっきの靴の方が痛くなかったわよ。」とご婦人。
「ですよね。だから靴が大事なんです。インソールだけではサポートしきれないから、ずっと悩み続けていらっしゃったのだと思いますよ。靴の機能性が重要なんですよ。」と私。
「ええ~っ、そうなの?靴なの?でも、この靴はねえ・・・。」と悩むご婦人。
他の健康靴やご自分の靴、そしてお勧めしている健康靴をさらに履き比べて頂くこと数回。15分程が経過しました。
「分かったわ。確かに最初に勧められた靴が一番履き良いわ。」とご婦人。
「この靴は、特に足裏の負担を軽減する仕様で作られていますから、機能性が他と違うのは、むしろ当然なんです。」と私。
「何をやっても足裏の痛みが解消しないという事でご来店されたので、足のカウンセリングに基づき、痛みを解消する最適な健康靴をお勧めしたつもりなんですが・・・。」と私。
「分かったわ、インソールも大事だけど、靴も大事なのよね。両方とも大事なのよね。」とご婦人。
「デザインがお好みではないようですが、例えデザインが気に入ったとしても、足が痛かったらやはり不満の残る結果になります。ここは見た目よりも足の痛みを解消することを第一に考えて頂けたらと思うのですが・・・。」と私。
「そうね。せっかく意を決して来たんだから、足のためにお勧めの靴にするわ。」とご婦人。
靴の機能とインソールとの関係とデザインとの兼ね合いは、足のトラブルをお持ちであれば、足との適合性を最優先で考慮して欲しいのですが、やはりなかなか悩ましい問題です。
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